2017-04

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ブログ再開します

休止しているにもかかわらずご訪問くださり、ありがとうございます。わたしたちは一月末にスウェーデンからイランに移りました。残念ながらわたしの住む地域ではこのブログを閲覧することができないので、別のサービスに切り替えました。追々更新しますので、ぜひご覧ください。

砂漠人:http://sabakujin.jugem.jp/

またここにリンクを貼っている方々のブログも、エキサイトブログを除いては見ることができません。とても残念ですが、ここにお断りしておきます。


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よいお年を

引越の日まで一週間を切った。準備を始めたらあっという間で、気がついたら今年はあと3日しか残っていない。…というのに、ピザを焼いている。

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砂漠人は2ヶ月ぶりに砂漠から戻ってきた。すっかり野人化してあごひげを生やして帰ってくるだろうというわたしの予想は見事に外れ、なんとトレードマークの口ひげまで剃っていた。今回は比較的長いあいだ羊の群れなどの世話ができたので、結果に満足したようだ。あとは一日も早くイランに移って、残りの仕事を続けるのみだとか。

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来週からスウェーデン国内の別の都市に仮住まいをし、その後イランに引越する予定です。引越後のブログの継続については確実なことが分からないので、この記事が最後になるかもしれません(12月31日にコメント欄も閉じます)。
長いあいだおつき合いくださり、本当にありがとうございました。

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みなさま、よいお年をお迎えください。砂漠人+kumoki

クリスマスディナー

砂漠人が戻ってくる前に、友人がクリスマスディナーに招いてくれた。スウェーデンのクリスマスではまず、Glöggという甘いホットワインをアーモンドやレーズンを入れて飲む。

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小さいカップでちびちびと

食事は最初にニシンの甘酢漬けやサラダ、スモークサーモンなどのオードブルを食べる。全体的に甘い味つけだが、お酒(Glögg以外の!)を飲みながら食べるのにちょうどいいし、魚好きの日本人は好きになるような気がする。

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クリスマスにはハムを食べるのがスウェーデンの伝統だそうだが、友人はブラジル人なので、今年は七面鳥にしたそうだ。それからファロファという珍しいブラジル料理も作ってくれた。ファロファはマニオクという粉にソーセージやレーズンなどを混ぜてこんがり焼いたもので、食感がいい。

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ファロファ

そして有名な「ヤンソンの誘惑」という名のグラタン。これは簡単な料理なので、わたしも試してみたいと思いながらもついに作ることなく、スウェーデンを引越すことになってしまった。スウェーデン料理を試したい人にはかなりおススメだ。

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チーズとknäckebrödという平たい固いパンなど

この他にもスウェーデンのクリスマス料理にはミートボールやソーセージがある。また飲み物にはコーラのようなJulmustという飲み物があるのだが、これはコーラと違って歯が溶けないとスウェーデン人たちは言っている。ほんとかなあ。
デザートにはRis à la Maltaという、ライスプディングに泡立てた生クリームを混ぜたものを食べた。リンゴンベリー(コケモモ)のソースなどをかけて食べるのだが、中にひとつだけアーモンドが入っていて、運よくアーモンドに当たった人がプレゼントをもらえるなどの遊びをすることもあるそうだ。

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クリスマスディナーに誘ってもらい、思いがけずスウェーデンの思い出がひとつ増えた。うっかり友人との記念写真を取り忘れてしまったのが残念だが… 来年はこの日を思い出しながら、イランでスウェーデン式のクリスマスをやってみるかもしれない。

アビスコでオーロラ狩り・その2

4泊する予定のアビスコで、オーロラ出現の兆しがまったくないまま3日が過ぎ、わたしたちは最後の夜にすべてを賭けていた。アビスコには、標高1,191メートルのヌオリヤという山があり、その上にはリフトで上ることのできる「スカイステーション」がある。スカイステーションは小さな展示室を併設した暖炉のあるラウンジなので、そこで暖を取りながらときどき外に出てオーロラを観賞できるという便利な施設だが、690SEK(リフト)と値段も高い。わたしにはオーロラが見える確率の低い曇りの日に上ってみる勇気はとても出なかった。

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ヌオリヤ(Nuolja)山

でもその日の夕方は晴れていたので、わたしたちは大きな期待を胸に、スカイステーションに上ることを決めた。そして20時開店のリフト入口へ向けて、宿泊先から約2kmの散歩道をひたすら歩いていた。道すがら北の空をみると、どうもそれらしい筋が見えるような気がする。それまで三日三晩、オーロラを期待して空を眺め続けたので、二人とも一筋の雲でさえオーロラに見えてしまうような目になっていたのは確かだが、その筋はこれまでと違うような気がしてならない。なんというか、ベルトのような筋だったのだ。「これは、出るよ!」「わきゃー!」とわたしたちは興奮のあまり大声を出しながら、リフトへ向かう足を速めた。いつ緑色のベルトが出現するか分からない状態なので、夕食も諦めて外で待機することに。
リフト入口の少し手前で、ふと思い立って空を撮影してみることにした。それまでのアビスコ滞在中、偶然出会った日本人の男性から「肉眼では見えなくてもオーロラは写真に収まることがある」と聞いていたからだ。そして最初に確認したのがこの一枚。

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なんと緑色の光は出ていた。スカイステーションでの観賞と写真撮影の大成功を予想させる、夜7時過ぎのことだ。あとはもう、オーロラの形が見たくてひたすらシャッターを切るわたし。

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この一連の光は、ほんの10分の間に現われて、消えていった。肉眼で見えたのは、写真で見えるリングの前後が重なった緑色の濃い部分だったと思う。ただし、うっすらと緑色が確認できる程度。そしてそれが、わたしたちが目にした最後のオーロラとなってしまったのだ。9時頃にはスカイステーションに上ったものの、途中から次第に霧が濃くなり空も曇ったので、以降のオーロラ出現の望みは薄そうだと感じた。こんな空にどうしてオーロラが見えようぞ。

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北の空

結局、ヌオリヤ山から見下ろすアビスコの街を撮影しただけで、この夜は山を下りる時間が来てしまった。夕方の期待と興奮は空しく消え、下りのリフトに乗る人も乗せる人も、みな無口だった。

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ヌオリヤ山から見下ろしたアビスコの街の灯り

さようなら、アビスコ。でもわたしは写真が撮れたので、ある程度満足だ。もちろん、もう一度行くチャンスがあれば、ぜひ行きたいと思うけれど。

アビスコでオーロラ狩り・その1

10日間ほどの旅行から戻り、しばらくは疲れてぼーっとして過ごしていた。国内旅行とはいえ、感じていたよりも疲れは溜まっていたようだ。極寒のラップランドで数日間アクティヴに過ごしたのと、その後も移動しながら宿をほぼ毎日変えたので無理もない。一緒に旅した友人は長野からはるばるヨーテボリに来て、ここからスウェーデンの最北端まで電車で行ったので、よっぽど大変だっと思う。それでもとても楽しく実りのあるものだったので、この旅ができたことに満足している。
今回の旅は、オーロラ狩りとストックホルム近郊のエコ村を訪ねるという、二つの目的が友人にはあった。それに基づいてわたしが計画を立て、前半はオーロラ狩り、後半はストックホルム周辺で過ごすことになった。
ヨーテボリを出発したのは日曜の午後5時、目的地のアビスコに到着したのは月曜の午後4時20分。つまり、まる一日かけてスウェーデンを南北に横断したのだ。寝台車はヨーテボリを出てストックホルムを通り、あとはひたすら北上して行った。車窓からは、薄く雪の積もった野原と湖に、ところどころクリスマスのイルミネーションの施されたかわいい家が建っているのが見えていた。

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地図はYahoo! トラベルより拝借、黄色い部分がラップランド。

アビスコはスウェーデン北端の国境の町で、ラップランドの真ん中あたりに位置している。その次の駅はノルウェーのナルヴィクだ。物価の高いノルウェーからはアビスコに買い出しにくる人がいるそうで、アビスコのスーパーには常温保存や大きなサイズの食品が多く売られていたが、いずれにしても冬のあいだは人々の活動は少なくなり、店が閉店したり物流も悪くなるようだった。電車は上り下りともに一日2本ずつしかない。暗い空の下、アビスコの駅(Abisko Turiststation)に降りたのはわたしたち二人だけだったので、ちょっとした胸騒ぎはあった。そうしたら、最初に2泊したホステルではちょうどその2日間、ツアーデスクが閉まっていてツアーには参加できなかったのだ。もっともたいしたツアーもないので、それほど困らなかったけれど。そこで最初の数日は、日が昇っているあいだにホステルの周辺を散歩して過ごした。

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ラップランドではこの季節、日が昇っているのはたったの3時間くらい。あとはすっかり闇に包まれている。うっすら積もった雪が、その白さでほんの少しだけ明るさを恵んでくれているようだ。スウェーデンでに3年ほど暮らしたわたしは冬の暗さには慣れていたけれど、友人は太陽の光がほとんどないこの現象に思ったより影響を受けていたようだった。
最初の3日は、オーロラに遭遇することなくあっけなく過ぎてしまった。晴れた夜が一日だけあったものの、緑色の光を目にすることはなかった。毎晩夕食の後、カメラと三脚を持って湖畔まで散歩して2~3時間そこで待機する、空の様子を見てはふたたび湖畔に戻る、という気合いの入れようだったのだが…。

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砂漠で見た星空に比べると、アビスコという僻地の星空は意外にも明るくなかった。とてもきれいな空気に澄んだ空なのだが、やはり街の灯りが強いのだろうか。
果たしてわたしたちのオーロラ狩りは実現するのか? あるいは残念ながら星空の撮影方法を覚えただけで終わってしまうのか? アビスコ最後の夜については、次の記事に続きます

冬休み

11月が終わり、今年も残すところあと一ヶ月。依然として砂漠人とは連絡が取れないでいるが、わたしは着々と自分の計画を進めている。10月に始めたばかりの仕事は昨日で辞めた。明日は日本から友人が遊びにくる。そして数日後には、彼女と一緒にラップランドを旅行することにしたのだ。
ラップランドはスカンジナビア北部の四ヶ国にまたがるサーミ人が住んでいる地域だ。わたしたちが滞在するのはスウェーデンの最北端、ノールボッテン県のキールナ周辺。オーロラが出現する場所なので、運よく観られることを非常に期待している。ちょうど砂漠人もいないヨーテボリでひとり留守番をしていて、スウェーデンを去ることが決まったこの時期に、願ってもないタイミングで旅の計画が始まった。なんという幸運だろう。キールナの帰りには、行ったことのないストックホルム周辺の観光もしてくる。楽しみだ。

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くるみとイチジクのライ麦パン

今日は溜めていた掃除と洗濯を終わらせて、いつものパンも焼いた。あとは友人の到着を待つばかりだ。

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サワードウ

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サワードウ、水、ライ麦粉を合わせて一晩置く

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翌朝、こんなに膨らんでいます

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ライ麦粉、小麦粉、水、塩、くるみ、イチジクを混ぜてもう一度寝かせたものを成形する

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長時間のフライトを終えて到着する旅人は、温かいスープで迎えるのが一番。砂漠人から学んだ秘策(?)だが、それに自家製パンという花を添えよう。

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Author:kumoki
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