2017-03

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クリスマスディナー

砂漠人が戻ってくる前に、友人がクリスマスディナーに招いてくれた。スウェーデンのクリスマスではまず、Glöggという甘いホットワインをアーモンドやレーズンを入れて飲む。

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小さいカップでちびちびと

食事は最初にニシンの甘酢漬けやサラダ、スモークサーモンなどのオードブルを食べる。全体的に甘い味つけだが、お酒(Glögg以外の!)を飲みながら食べるのにちょうどいいし、魚好きの日本人は好きになるような気がする。

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クリスマスにはハムを食べるのがスウェーデンの伝統だそうだが、友人はブラジル人なので、今年は七面鳥にしたそうだ。それからファロファという珍しいブラジル料理も作ってくれた。ファロファはマニオクという粉にソーセージやレーズンなどを混ぜてこんがり焼いたもので、食感がいい。

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ファロファ

そして有名な「ヤンソンの誘惑」という名のグラタン。これは簡単な料理なので、わたしも試してみたいと思いながらもついに作ることなく、スウェーデンを引越すことになってしまった。スウェーデン料理を試したい人にはかなりおススメだ。

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チーズとknäckebrödという平たい固いパンなど

この他にもスウェーデンのクリスマス料理にはミートボールやソーセージがある。また飲み物にはコーラのようなJulmustという飲み物があるのだが、これはコーラと違って歯が溶けないとスウェーデン人たちは言っている。ほんとかなあ。
デザートにはRis à la Maltaという、ライスプディングに泡立てた生クリームを混ぜたものを食べた。リンゴンベリー(コケモモ)のソースなどをかけて食べるのだが、中にひとつだけアーモンドが入っていて、運よくアーモンドに当たった人がプレゼントをもらえるなどの遊びをすることもあるそうだ。

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クリスマスディナーに誘ってもらい、思いがけずスウェーデンの思い出がひとつ増えた。うっかり友人との記念写真を取り忘れてしまったのが残念だが… 来年はこの日を思い出しながら、イランでスウェーデン式のクリスマスをやってみるかもしれない。

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アビスコでオーロラ狩り・その2

4泊する予定のアビスコで、オーロラ出現の兆しがまったくないまま3日が過ぎ、わたしたちは最後の夜にすべてを賭けていた。アビスコには、標高1,191メートルのヌオリヤという山があり、その上にはリフトで上ることのできる「スカイステーション」がある。スカイステーションは小さな展示室を併設した暖炉のあるラウンジなので、そこで暖を取りながらときどき外に出てオーロラを観賞できるという便利な施設だが、690SEK(リフト)と値段も高い。わたしにはオーロラが見える確率の低い曇りの日に上ってみる勇気はとても出なかった。

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ヌオリヤ(Nuolja)山

でもその日の夕方は晴れていたので、わたしたちは大きな期待を胸に、スカイステーションに上ることを決めた。そして20時開店のリフト入口へ向けて、宿泊先から約2kmの散歩道をひたすら歩いていた。道すがら北の空をみると、どうもそれらしい筋が見えるような気がする。それまで三日三晩、オーロラを期待して空を眺め続けたので、二人とも一筋の雲でさえオーロラに見えてしまうような目になっていたのは確かだが、その筋はこれまでと違うような気がしてならない。なんというか、ベルトのような筋だったのだ。「これは、出るよ!」「わきゃー!」とわたしたちは興奮のあまり大声を出しながら、リフトへ向かう足を速めた。いつ緑色のベルトが出現するか分からない状態なので、夕食も諦めて外で待機することに。
リフト入口の少し手前で、ふと思い立って空を撮影してみることにした。それまでのアビスコ滞在中、偶然出会った日本人の男性から「肉眼では見えなくてもオーロラは写真に収まることがある」と聞いていたからだ。そして最初に確認したのがこの一枚。

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なんと緑色の光は出ていた。スカイステーションでの観賞と写真撮影の大成功を予想させる、夜7時過ぎのことだ。あとはもう、オーロラの形が見たくてひたすらシャッターを切るわたし。

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この一連の光は、ほんの10分の間に現われて、消えていった。肉眼で見えたのは、写真で見えるリングの前後が重なった緑色の濃い部分だったと思う。ただし、うっすらと緑色が確認できる程度。そしてそれが、わたしたちが目にした最後のオーロラとなってしまったのだ。9時頃にはスカイステーションに上ったものの、途中から次第に霧が濃くなり空も曇ったので、以降のオーロラ出現の望みは薄そうだと感じた。こんな空にどうしてオーロラが見えようぞ。

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北の空

結局、ヌオリヤ山から見下ろすアビスコの街を撮影しただけで、この夜は山を下りる時間が来てしまった。夕方の期待と興奮は空しく消え、下りのリフトに乗る人も乗せる人も、みな無口だった。

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ヌオリヤ山から見下ろしたアビスコの街の灯り

さようなら、アビスコ。でもわたしは写真が撮れたので、ある程度満足だ。もちろん、もう一度行くチャンスがあれば、ぜひ行きたいと思うけれど。

アビスコでオーロラ狩り・その1

10日間ほどの旅行から戻り、しばらくは疲れてぼーっとして過ごしていた。国内旅行とはいえ、感じていたよりも疲れは溜まっていたようだ。極寒のラップランドで数日間アクティヴに過ごしたのと、その後も移動しながら宿をほぼ毎日変えたので無理もない。一緒に旅した友人は長野からはるばるヨーテボリに来て、ここからスウェーデンの最北端まで電車で行ったので、よっぽど大変だっと思う。それでもとても楽しく実りのあるものだったので、この旅ができたことに満足している。
今回の旅は、オーロラ狩りとストックホルム近郊のエコ村を訪ねるという、二つの目的が友人にはあった。それに基づいてわたしが計画を立て、前半はオーロラ狩り、後半はストックホルム周辺で過ごすことになった。
ヨーテボリを出発したのは日曜の午後5時、目的地のアビスコに到着したのは月曜の午後4時20分。つまり、まる一日かけてスウェーデンを南北に横断したのだ。寝台車はヨーテボリを出てストックホルムを通り、あとはひたすら北上して行った。車窓からは、薄く雪の積もった野原と湖に、ところどころクリスマスのイルミネーションの施されたかわいい家が建っているのが見えていた。

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地図はYahoo! トラベルより拝借、黄色い部分がラップランド。

アビスコはスウェーデン北端の国境の町で、ラップランドの真ん中あたりに位置している。その次の駅はノルウェーのナルヴィクだ。物価の高いノルウェーからはアビスコに買い出しにくる人がいるそうで、アビスコのスーパーには常温保存や大きなサイズの食品が多く売られていたが、いずれにしても冬のあいだは人々の活動は少なくなり、店が閉店したり物流も悪くなるようだった。電車は上り下りともに一日2本ずつしかない。暗い空の下、アビスコの駅(Abisko Turiststation)に降りたのはわたしたち二人だけだったので、ちょっとした胸騒ぎはあった。そうしたら、最初に2泊したホステルではちょうどその2日間、ツアーデスクが閉まっていてツアーには参加できなかったのだ。もっともたいしたツアーもないので、それほど困らなかったけれど。そこで最初の数日は、日が昇っているあいだにホステルの周辺を散歩して過ごした。

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ラップランドではこの季節、日が昇っているのはたったの3時間くらい。あとはすっかり闇に包まれている。うっすら積もった雪が、その白さでほんの少しだけ明るさを恵んでくれているようだ。スウェーデンでに3年ほど暮らしたわたしは冬の暗さには慣れていたけれど、友人は太陽の光がほとんどないこの現象に思ったより影響を受けていたようだった。
最初の3日は、オーロラに遭遇することなくあっけなく過ぎてしまった。晴れた夜が一日だけあったものの、緑色の光を目にすることはなかった。毎晩夕食の後、カメラと三脚を持って湖畔まで散歩して2~3時間そこで待機する、空の様子を見てはふたたび湖畔に戻る、という気合いの入れようだったのだが…。

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砂漠で見た星空に比べると、アビスコという僻地の星空は意外にも明るくなかった。とてもきれいな空気に澄んだ空なのだが、やはり街の灯りが強いのだろうか。
果たしてわたしたちのオーロラ狩りは実現するのか? あるいは残念ながら星空の撮影方法を覚えただけで終わってしまうのか? アビスコ最後の夜については、次の記事に続きます

アラバイ

アラバイとは、中央アジアの護羊犬のことだそうだ。先日、森の中を散歩中の女性が連れていた犬を見て、砂漠人が「あれはトルクメンの犬だ」と言っていた。おそらくこれまで見た犬の中で一番大きいんじゃないかというくらい大きな犬だったのだが、後にその女性と話をしたら、やはりアラバイだった。わたしにはその犬に変わった特徴は見出せなかったけれど、さすがはトルクメンの砂漠人、同士は見てすぐに分かったようだ。

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アラバイの呼び名はいろいろあるようだが、砂漠人は「トルクメン・アラバイ」と呼んでいる。アラバイは中央アジアの厳しい気候や環境において何百年ものあいだに繁殖してきた種なので、体は強靭で頭もよく、見知らぬ人に懐かないなどの性質があるそうだ。わたしも初めて砂漠に行ったとき、羊飼いの犬に近づきすぎて注意された経験がある。本物の護羊犬なので、見知らぬ人には攻撃するかもしれないのだそうだ(現にわたしは別の場所で噛まれてます)。砂漠でも羊の群れを守るためにオオカミと闘う役目を負っているアラバイたち。そんな犬がスウェーデンの森を歩いているなんて、砂漠人は不思議な縁を見出したことだろう。

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ところでこの犬、耳を落とすと誰かに似ている(?)。そう、うちのガチガチです。

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大きくなったガチガチ

並べてみると、模様がかなり似ているのに驚いた。ガチガチも砂漠出身の正真正銘トルクメン・アラバイなのだそうだ。雑種じゃなかったことにさらに驚く。

美しく住まう

スウェーデンに住んで、「すばらしいな」と思うことの一つは、住環境だ。わたしたちが住んでいるのはヨーテボリの街の中心からバスで10分ちょっとの住宅街で、スウェーデンでは標準的なフラットなのだが、来たばかりの頃はその水準の高さに圧倒されたものだ。なにが日本と違うかというと、「気分的な広さ」。敷地に対してゆとりを持って建物が配置されているし、歩道や花壇も効果的に配置されている。だからちょっとゴミを捨てに行くときでさえも、非常にいい気分で外を歩くことができる。歩道は、人間が気持ちよく歩くために敷かれている! というような気がしてくるのだ。

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特に急激に花が開く春は、人間が美しく暮らす様子をイメージしてこの住宅がデザインされたということがよく分かる。しかも里山を切り開かずに、それに寄り添った形で住宅街を建設している。それはお金のある人が土地を買って好き勝手に住宅を建てられないよう、法的に措置がとられていることが日本と違いの一つだと砂漠人は言う。スウェーデンでは住宅、医療、教育、雇用、文化において、商業的になりすぎないような政策が取られてきたそうだ。もっとも最近は変わりつつもあり、あらゆる局面で商業的側面を実感するのも事実だけれど。

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それでもやっぱり故郷に帰りたい砂漠人

ヨーテボリ植物園

毎年、メイデイには砂漠人と一緒に街に出かけることにしている。街で行われるデモを見物したり外食をしたり、いつもとは違った一日を過ごすのだが、今年はどうするか、私の好きなように決めていいというので、植物園に行くことにした。

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入口。入場料は任意で20クローナ

ヨーテボリの植物園には、両親が遊びに来た際に一度だけ行ったことがある。多種多様な植物を植えた花壇や温室があるだけでなく、日光浴のできる芝生やベンチ、市内が一望できるちょっとした高台など、散歩をしながら休憩がしやすいつくりになっているので、大人(中高年以上?)のレジャーには最適なのだ。また植物園はそのまま池のある森につながっていて、まわりを散策することもできる。

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園内にはいくつかのテーマが設定されていて、「日本」という場所もある。前回来たときは、石の灯籠があるだけでなにが日本らしいのか分からなかったのだが、今回はその意味がよく分かった。散り始めてしまっていたものの、この花びらの絨毯はまちがいなく母国の景色だ。

植物園の奥に広がる森に入ると、標識が「ヨーロッパ」と「アジア」に分かれる。どちらに行くかと砂漠人に尋ねると、「アジア! ヨーロッパはもうたくさん。」と強く言い放っていた。ただアジア側にも北欧原産のブルーベリーがたくさん生えていたから、実際の植生はそんなに違わないのかもしれない。

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なつかしいツクシも発見

ツクシは気をつけて見ていると、近所にも生えていることが分かった。おもしろいのはずんぐりした日本のツクシに比べて、どれも背が高くてひょろっと痩せていることだ。まるでスウェーデン人と日本人の違いを見るようなのだ。

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いつもの森とはひと味違う散歩で、リフレッシュできた。さあ、初夏の始まりだ。

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