2007-01

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breakfast

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今日こそ本当に東京へ帰る日、の朝ごはん。レバーの炒めものだ。連日のレバー料理で、手術で失ったわたしの血液は、それ以前より増えているんじゃないかと思う。

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そして元気を出すためにこれも食べる。アッシュ。豆入りのスープだ。わたしは普通のチキンスープよりも、この豆が入った方がおいしいと思う。白いんげん豆、ひよこ豆、レンズ豆、とら豆(?)と数種類入れるのだ。これだけ食べて、あとは機内用にぶどうを一房、持って出れば完璧だ。

それでは砂漠人、ありがとう、さようなら。明日からは東京で沙漠生活を続けます。

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the very last supper

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今日は東京へ向かう飛行機に乗るために、空港へ行った。が、なんと、搭乗日を間違えて、一日早く来てしまったのだー! という訳で、もう一度、最後の晩餐をいただくことができました。
砂漠人はまたグリルをするとはりきってくれた。冬の寒空のもと、今日はフラットのすぐ脇のスペースで小型のグリルを持ち出して焼いたのだが、昨日に比べてひどく大変な作業になってしまった。なぜって、雨が降っていたし、昨日のグリルがあまりにおいしかったので、肉も野菜も倍量を持ち出したからだ。炭に火がつくまでにとても時間がかかり、その間わたしは傘を2本開いて雨と風から火を守り(服はびしょ濡れ!)、しまいには腕がガクガクしてしまい、やはり役立たずで終わってしまいました…。でも、沙漠人はなんとか肉と野菜を焼き上げ、今晩もこんなグリルを用意してくれた。
冬の夜にBBQをしているのを見て、周りの人はなんて思うんだろう…などと考えてはいけない。できあがった食事は、家の中のオーブンで料理したどんなメニューよりおいしいはずなのだから。

swedish style

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新年を迎えて数日経つというのに、どの家庭もクリスマスの飾りつけはまだそのまま。しかも花火の打ち上げもまだときどき聞こえてくる。フラットの中庭のツリーもこのとおり。ステキだ。

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どこの家も窓の中はカーテンで隠したりしない。窓辺に灯りを置いたり、飾りを置いたり、外から見て楽しめるように工夫をしている。

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夜は実際、こんな感じに暗い中、三角形の灯りがところどころに飾られているのが見える。これはスウェーデンの伝統的な燭台で、電気でついているのだ。どの家もこれが飾ってあっておもしろい。

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これは入院していたときに病室で撮影したもの。携帯電話で撮ったのでいまいちですが。こんな形の燭台をみな窓辺に置いている。
それにしても住環境のこの質の高さ、日本とは数段の差があるが、これは文化の違いなどで片づけられることではなく、ちゃんと理由があるのだ。これはスウェーデンの人たちが人間の生活に必要なものはなにか、市民として、労働者として自分たちで考えて議論し、行動して勝ち得た結果なのだと思う。おカミが考えて与えてくれた環境ではないのだ。結果には必ず原因がある。

grill

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今日は最後の晩餐ということで、驚きの夕食でした。
写真はフラットの中庭にあるクリスマスツリー…なのですが、よく見ると手前にBBQ用の炉があります。もっとよく見ると、砂漠人が忍者のようにすばやく作業しています。

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炉の中はこんな感じ。カメラのフラッシュで明るく写っていますが、実際、辺りは真っ暗で何も見えない。砂漠人は数分で見事に火を起こし、素手で作業している。
1月の夕方に野外でグリル。今日は市場の帰りに、ムスリムの肉屋に寄って、とてもいいレバーが手に入ったので、それを食べさせてくれました。なぜオーブンで焼かないのかと聞いたら、本物の火で焼くと味が全く違うのだと。台所で肉の下ごしらえをして、野菜と炭を持って、30分もしないうちに外へ出ていました。

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これは新鮮な子牛のレバー。塊で買って、自分でさばく。

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暗闇でなにも見えない中、砂漠人は黙々と作業をし、わたしはバカみたいに写真だけ撮っていた。きっと彼はなにもない砂漠でも自然の中から材料を探し、巧みに火を起こし、食事を用意することができるんだろうと思った。都市化してしまった人間は、都会から出たら無力だ。
今日は外で肉を焼くと砂漠人が言い出したとき、わたしにはすべてが途方もない作業のように思われて、オーブンで焼けばいいじゃんと思ってしまった。でも彼には最初から最後まで、つまり肉を焼くための環境から焼いた場合の肉の味まで、すべてがイメージできていて、淡々と作業するのだ。これ以外に人間の創造性ってあるだろうか。たとえば「デザイン」なんていう言葉が口にするのは恥ずかしいくらい、ちっぽけなものに思えてしまった。

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という訳で、最後の晩餐はこのとおり。
市場で買ってきたピクルスやパン、自家製ヨーグルトを添えて、食卓に並べる。トマト、なす、グリーンペッパーはつぶして混ぜる。それを肉に添える。

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「本物の火」で焼いたなすの味は格別だ。黙ってムシャムシャ食べてしまう。
世界中のこどもたちがみんな、毎週、この味を食べていれば、どんなに創造性にあふれた人間が育ち、どんなに平和な世の中が成り立つだろうかと思う。人間の生活においてそれ以外にどんな大切なことがあるだろうか。

shopping at the market

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週末がきたので早速、いつもの市場に行きました。今日は東京へ戻る前の買物なので、色々と買い込みました。とはいえ、全部持って帰れるはずもなく、パッキングを前にして途方に暮れています。
瓶詰めはピクルス、ジャム、はちみつなど。ポーランドの食品です。ポーランドの小規模な農家が生産するこれらの食品はとても上質だとのこと。沙漠人はいつも、食品が工業化されるとろくなことはないと言っている。つまり、農産物を工場に持ってきて加工する時点で必ず化学薬品を添加することになるからだと理解しているのですが、どうでしょう。
手前はいろいろなパン。これも小規模に生産している自家製のもの。
この他に、ぶどうを2箱買いました。箱は両手で抱えてやっとの大きさなので、大量です。

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こんなに大きい房なのだ。

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これは一箱目を洗っているところ。果物は買ってきたらすぐによく洗って、冷蔵庫に保管する。全部でこの2倍以上の量があるのに、保管場所、大丈夫なんだろうか。

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と、冷蔵庫はこんな風になりました。

breakfast

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朝食。この黒いパンはライ麦で作ったパンでスカンジナビア原産だと砂漠人は言う。ドイツのじゃないのかと尋ねると、マネしたのはドイツ人だと言っていますが、真相はわかりません。
砂漠人が手にしているのはホイップした生クリームなのですが、そこにピスタチオクリームがかかっています。舌触りがザラザラしていて少し甘く、わたしはずっとアーモンドのクリームかと思っていましたが、ピスタチオとのこと。アイスクリームにかけて食べると風味が増しておいしい。

dinner

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夕食は、チキンのチェエクディルマ。オレンジ色のは、マンゴーのピクルス。これはかなりきつい味がします。きゅうりのピクルスを切らしていて仕方なく、食べる。
東京へ戻るときが刻々と迫っています。

breakfast

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このところ、わたしは朝起きるのが遅く、砂漠人は先に食事を始めている…。しかも、この写真は食べる前にわざわざ撮ってくれたようだ。食べた記憶のない朝食の写真がカメラに入っていてびっくり。わたしが食べたのは手前のひき肉が入ったパンです。砂漠人はなんとケーキに生クリームをつけて食べていた!!!

dinner - soup

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夕食。見飽きたかもしれませんが、スープです。肉の塊は、羽部分を取った本体まるごと。これはさすがに別皿に取り分けて食べます。

dinner

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夕食はデュシェメ。今日はグリルしたサーモンを使っている。最初に魚と野菜を炒めて中央に固め、周りにライスを敷き詰める。ふたをしてさらに加熱し、お焦げができる頃に火から下ろす。適度なお焦げはおいしいと感じられるようになってきた!

hospital stay

年末、これまでも時々症状が出ていた病気が悪化して、とにかく痛みが強くなってきたので病院に行くことにした。結局、全身麻酔をして手術をし、二晩入院することになった。
受付はすばやく対応してくれたのだが、それからやたらに待たされて(可動式ベッドの上で10時間)、ドクターの診察を受けられたのは午前2時。でもドクターの説明は非常に明確、かつ親切で、精神的不安が除けただけでも相当救われた。日本でも同じ症状で診察を受けたことが2~3回あるのだが、医者の言葉や治療方法で非常に不快な思いをしていたので、驚いた。最初に診察をしたドクターと、手術をしたドクターと、術後の診察をしたドクター、全員違う人だったのだが、見事に連携が取れていて、一貫した対応をしてくれた。ここも日本での経験と違うところだった。日本では同じ病院でも先生によって対応に差があるので、先生との相性を考えなくてはならず、これも不愉快だ。病気のときは医者との相性なんて測っている場合じゃないのだから。
手術の際の麻酔についても、手術室に入り、麻酔担当のドクターから明確な説明を受けた。こちらの不安な部分を的確に把握し、カバーしてくれる。どのドクターも嫌みを言ったり、必要以上に病人扱いしたりはしない。当たり前のこの対応は、わたしの経験からは珍しかったので、とても気持ちがよかった。
もう一つ日本と違うと感じたのは、ナースが次々と入れ替わるところだ。二日間で10人以上に面倒をみてもらったと思う。つまり、ナースはみな比較的短時間勤務のようで、非常に「元気」なのだ。患者の世話をするナースにとって、ストレスの少ない勤務体制は重要だと思った。またドクターもナースもほぼ全員が英語を話してくれる。スウェーデンの教育と医療サービス、それに労働環境の質がどれだけ高いか、たった二日間の入院で強く実感させられた。もちろんこの病院は市内で有数の救急病院だが、この水準を見れば他も然りだろう。
この手術と入院がほぼ初めてのスウェーデン体験となったけれど、とてもよい印象でした。

dinner - soup

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ひさしぶりの砂漠人メニュー。順調なナチュラルライフを送っていたところに突然、お客様や入院が重なったので、食生活が一変してしまった。砂漠人のスープは本当に安心して食べることができる。でも味覚が少し戻ってしまったようで、実際食べたら塩味が物足りなく感じた。まだまだわたしの舌はナチュラルではないみたい。

dotara

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ドータラという楽器を演奏するアフガン人。彼はアフガン戦争で体に銃弾を何発も受けていて、腕の傷跡を見せてくれた。足には金属がいくつも入っているそうだ。とても兵士だったとは思えないような柔和な表情を持った人だが、一体どんな思いで毎日スウェーデンで暮らしているんだろうか。
世界のあらゆる地域で戦争は今も起こっていて、実際に被害を受けた人たちの人生を想像してみれば、どの戦争にも日本で生きている自分自身は関係しているのだということを実感させられる。また彼らは戦争の被害にさえあっていなければ、自国で高い職位に就いていた人たちだ。戦争や難民生活から受けた苦労は測り知れない。
そういうことを、戦争体験のある自分の祖父母や両親ではなく、外国のお客様から教えてもらい、考えさせられた。

afgan dishes

奥さんたちに作ってもらったアフガニスタンの料理を少しだけ紹介。

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これは煮込み料理で、チキンとポテトと野菜が入っている。砂漠人と使っている食材はほぼ同じなのに、見た目で違いが分かるでしょうか。油っぽくて安心してゴクゴク飲めないのだ。

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これは朝ご飯で、ソーセージの卵焼きとアフガニスタンのパン。卵焼きは一見して砂漠人のそれに似ていますが、調理法がまったく違う。砂漠人はソーセージの油と野菜から出る水分を利用して卵を焼く。こちらはソーセージを浸すかのように油を注いで作ってある。

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これはアフガニスタンのパン。少し甘みがあって、しょうがが入っているようだ。卵焼きはパスしてこれだけいただきました。

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中央上は、パラウという料理。チェックディルマと同じものらしい。左上はデザートで、牛乳を温めて、砂糖とポテトフラワーを混ぜて固め、ピスタチオで飾ったもの。←あまりおいしくない。他は豆のスープ、サラダ、パンなど。女性はキッチンでそれらの残りを食べたりする…。

experience and knowledge

なぜ台所についてそんなことを思ったかというと、話は戻ってトルクメン人の奥さんたちだ。彼女たちは到着した当日から台所を仕切ってくれた。これはホスト側(?)の女性、つまりわたし(??)が仕切るべきところだったのに、具合が悪くて台所に立てず… すべてをやってくれたのだ。申し訳ない。
ですが、ここではあえて書かせてもらいます。
まず、彼女たちは台所にある備品類の置き場所をどんどん変えました。わたしが退院して帰ってきたら、あれ? というくらい奥さん仕様になっていたのです。食材の置き場所が砂漠人の法則と違っています。冷蔵庫に保管すべき食材が外に出してあって腐ってしまいました。冷蔵庫と間違えて冷凍庫に野菜をしまい、それに気づいたら今度は冷凍庫から出してしまったのでダメにしてしまいました。生ゴミもプラごみも分別なしで膨大なごみの量。料理は、数日で1リットル近いオイルを使い切る始末。
なにから説明していいのか迷ってしまいますが、つまるところは、台所を司る「奥さん」という存在が、いかに経験や間違った知識をたよりに作業しているかををわたしは思い起こさせられたのです。知識と経験。はっきり言ってこれは何事にも共通することですが、だからこそ、台所は毎日立っていれば上達するかというと、そうではないことに気づいたのでした。
トルクメン人の奥さんが知識がないと言っているのではないんです。彼女たちは確かに正しい知識に欠けているのですが、じゃあ、正しい知識と経験を活かして作業できている奥さんはどれだけいるんだろうかと、当然自分を含めて疑わしくなった訳でした。

油たっぷりの料理を食べても力は出ない。食材の栄養を十分に摂ることができて、消化・吸収・排泄もうまくいく料理を食べてこそ力が与えられる。そこまで計算して食事を用意するなんて。もし奥さんたちがみんなそうしていたら、世界は創造性の高い人間であふれているだろうー。

how to prepare food

料理の腕前も同じく。
砂漠人の料理は、やはりスーパーナチュラルだ。まず、食材を厳選する。一流のシェフが上質の食材を選んでいるのと本質的には同じ。砂漠人は体を元気にする食材を安く選ぶことができる。そこには二つの要素が必要だと思う。食材を見る目があることと、その食材を調達する場所を知っていることだ。誰にでもできることだけれど、その腕前には大きな差が出ると思う。
調理法については、素材を活かして体のためになる料理をこしらえる。体に負担をかける塩や油、スパイスを多量に使ったりはしない。だから大皿3杯のスープを食べても、胸焼けがしたり、胃にもたれたりしないのだ。それどころか、そのスープは力になる。Food gives you power. 人間の体は食べ物から力を得るのだ。

a thought on kitchen

台所の腕前というのは、なかなか簡単ではないと思いました。
台所では食材を保管し、食器や道具を保管し、料理をし、配膳し、片づけをし、ゴミの処理をし、などなど色々な作業が行われる。これらすべてを機能的に、衛生的に、作業ラクチン的に、行うことができる場所だといいなと思う。
砂漠人の台所を初めて見たときは、男の台所なんて不便があるに違いない…くらいの思い込みを持っていました。でもそれは完全に先入観でした。本当に恥ずかしい。ごめんなさい。でも時間が経つに連れて、秩序に欠けているようにみえるそれぞれが、すべてきちんと法則があって動いている、あるいは止まっていることに気づくようになった。砂漠人の台所の法則というのは「ナイフはここに置く」とか「ビニール袋はここにしまう」とか、そういう外形的なことではありません。冷蔵庫の食材はどこになにを配置するか、例えばピーマン1個単位で計算されている。ピーマンの引き出しはここ、ではなくて、冷蔵庫の手前と奥では温度差があるので、凍らないように野菜は手前に置く。低い温度で保管したい食品は奥に置く。冷凍庫からは必要な分量だけ取り出し解凍して利用する。当たり前で皆やっていると思いがちなこの作業は、よっぽど頭を働かせていないとできるものではないことに気づかされる。

guests

年末、砂漠人の家にお客様が来ました。壮年のカップルが二組。アフガニスタンのトルクメン人で、トルクメニスタンに住んでいたのですが、政治難民としてスウェーデンに移住して半年くらい経つそうです。それぞれの夫婦には五人、六人のこどもがいますが、車に乗り切らなかったため、おうちでお留守番だそう。
数日間、ここで一緒に過ごしていました。わたしはお客さんが着いた当日には病院に行き、そのまま入院となってしまったので多くを逃してしまったのですが、その間、食事はすべて奥さん二人が準備していたそうです。砂漠人の出番なし。
アフガニスタンのトルクメン人の伝統によると、お客さんが来たときは男性は居間、女性は台所で別々に食事をするようです。まるで一昔前の日本? と思いましたが、日本は今もそうだったりして。
とにかくこの奥さん二人が台所を仕切っていて、というより乗っ取っていて、色々と勉強になりました。でも、決して奥さんたちの働きぶりが勉強になった訳ではないのです。そこから見えてきたいろんなことが思いがけずおもしろかった。

new year

スウェーデンの年越しは、うるさいです! あちこちで花火があがって、大きな音がしています= 煙もすごくて、思わず窓を閉めました。

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そして2007年は明け、花火も止みました。
年末、突然、入院して手術をしました。しばらくアンナチュラルライフでした。病院に2泊して、砂漠人の家へ戻れたのは大晦日。いやー 焦った。壮絶だった。スウェーデンの病院の様子は追って少し書こうと思います。

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