2008-07

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サーモンのグリル

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コリアンダーとレモンの風味のサーモングリルは昨日ひらめいたわたしのアイディア。夕食は、さっそく奇麗になったベランダですることにした。

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食卓での砂漠人のリラックス姿勢はこのとおり。食べにくいと思うのだが、イランでもこうやっていた(一所懸命食べるときはちゃんと座っているけれど)。
そよ風に吹かれながらの食事は、また格別だと思う。

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ベランダと絨毯

今日の天気は明るい曇り。思い切ってキッチンに敷いているカーペット2枚の洗濯と、ベランダの掃除をすることにした。洗濯はいつも共同の洗濯室でしているのだが、そこには通常の洗濯機の他にマット用の大きな洗濯機も設置されている。洗濯室の外には布団たたきができるような場所もある。洗うことから乾かし、畳むことまで、一連の作業がしやすいように機能がよく考えられていて、感心するばかりだ。
おかげで洗濯は簡単に終わり、埃などをパンパンと叩いて家に持ち帰ってきた。あとはベランダで湿りを乾かすだけ。

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そして、掃除の済んだベランダはこのとおり。残りの夏は、ここでご飯も食べられるし、昼寝もできる。このフラットの住人はベランダをきれいにしている人が多く、思い思いに夏の長い日を楽しんでいるようだ。

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コリアンダー

コリアンダーをうまく保存する方法をインターネットで調べたら、すぐに分かった。ウェブにはありとあらゆる知識が載っている。そして知識というのはお金で買えるものになってしまったのだと思う。手に入れた知識をうまく活用できるかどうかはまた別の話だけれど。
例えばちょっとした体の不調の対処方法をインターネットを調べていると、しまいには「病院へ行ってください」と決まり文句のように書いてあることが多い。病院に行かずになんとかする知恵を持っている人は、いなくなってしまったんだろうか。そういう知恵こそ、知りたいと思っているのに。
さて、コリアンダー。味と香りを長持ちさせるためには、冷凍保存ではなくてこれがベストだと思う。コリアンダーとにんにくをみじん切りにして空き瓶に入れ、オリーブオイルを注ぐというもの。

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どんな料理にも使えて、とても便利そうだ。ところが作った後にもうちょっといい方法を思いついてしまった! …それはまた今度ということで。

ゴルメ

イランには「ゴルメ・サブズィ」という羊肉とたくさんのハーブを炒めて作る家庭料理があるのだが、これは一度は食べてみるべきだと思うほど、おいしい。ライスにかけて食べるので、特に日本人の好みに合っていると思うのだ。見かけはさておき、ドライレモンの酸味とハーブの濃い香りがたまらなく食欲をそそる。
今日はさっそく生のコリアンダーをたくさん炒めて、ゴルメにした。羊肉の代わりに、牛肉のミンチににんにくや唐辛子やスパイスを混ぜて、ミートボールにした。

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最近、砂漠人は夕食を箸で食べ、わたしは手で食べるようになっている。文化の交換。

市場

先週からイエテボリも気温がぐっと上がり、30℃を超えるようになった。日本の関東地方は40℃近いし、トルクメニスタンやイランは50℃を超えている。暑い。
この暑さの中、あいかわらず森の中を歩いているけれど、やはり木というのはすごいと思う。森の中は木の影で日光がところどころ遮断されていて、しかもそよ風が吹くので適度に涼しい。自宅のベランダに座っているよりよっぽど快適だ。大きな木の下で静かに座って木陰浴(?)している人を見かけることもある。
さて、暑いからといって、食事に手を抜いてはいけない。暑い夏こそ、ビタミンやミネラルを欠かさず摂って、ますます元気に過ごしたい。今週はコリアンダーを1kg買ったので、コリアンダー週間。

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今週の野ウサギ

よく食べ、成長しているようだ。

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化学物質過敏症

21歳の女子学生からコメントをいただいた。彼女は化学物質過敏症という病気の患者だそうだ。
この病気の患者は、あらゆる種類の化学物質に微量でも接すると、身体に反応が出てしまうのだそうだ。しかもその症状はかなりの種類に及んでいる。たとえば、タバコが発する化学物質で鼻血が出るなど。
彼女は今、安全に住める家が確保できないまま、同じく患者である母親と二人で車で生活をしながらブログを書き、悲痛な叫びをあげている。一般的な日本人がそんな生活を強いられている。テレビの「ガイアの夜明け」という番組にも出演されたそうなのだが、残念ながらわたしは見ていなかった。

モスカルのCS日記:http://rararabit.blog5.fc2.com/

彼女の叫びはあまりに痛々しく、時に攻撃的だ。しかしながら、全身にあらゆる症状が出てしまっていること、毎日車で生活しなければならないことの不自由さ、つらさの中で正気を保つことがどれだけ大変なことか、読者は理解する必要があると思う。
日本に住む人ならば、彼女や他の多くの患者の現状を知るべきだ。どうしてこんなことになってしまうのかを知り、なにをすべきなのか、わたしも自分のアイディアをひねり出したいと思う。

空気について

東京の郊外に住んでいた頃、わたしは「農産物直売」の店をよく使っていた。地産地消や身土不二という言葉で語られるように、地元の生産物を買うに越したことはないと考えていたからだ。
そして砂漠人が東京に来たとき、もちろんその小さな店に案内した。わたしの中には、東京でもこんな野菜の買い方があるのだということを自慢したいという思いもあったのだ。砂漠人もさっそく近くの畑から朝摘んだと思われるハーブやほうれん草などを吟味して買っていた。
ところが直売所に通ってしばらくした頃、砂漠人はこの直売所について意外なことを言い出した。こんなふうに農産物を販売させる東京都が信じられない、と。どういうことかというと、これだけ大気が汚染されている地域で生産した野菜や果物を人が食べることを都が許可すべきではないというのだ。砂漠人は直売所の後ろに広がる小さな畑や市内に点在する畑をじっくり観察していたし、もちろんそこで買った農産物を食べた上で出した結論だったようだ。住宅地の間に、また車道の脇にある畑は、自動車の排気ガスを始め、常にさまざまな化学物質にさらされている。つまりは、わたしが直売所でよかれと思って買っていた野菜や果物は、化学物質を十分に取り込んで育ったものだということか! と目から鱗が落ちたように思った。それまでも東京の大気汚染がひどいことは知っていたし、部屋の空気孔に溜まる黒い物質も気になっていたけれど、そんなリスクについて話を聞いたこともなかったし、地産地消は良いことだからと単純に考えていた。それは、総体としてそこがどういう環境なのかということを理解していなかったということだ。
空気は、目に見えないだけにその重要性に気づきにくい。頭でよくよく考えないと分からないのだ。飲み水には気を配る人は多いけれど、同じく体に取り込んでいる空気に関して対策を講じないのは、ほとんど滑稽だ。
砂漠人はカリンを一つ100円で買い、家に帰ってそれを割って見せてくれた。そのカリンは芯のある中心部分が真っ黒だった。外側は普通に育ったけれど、中の果肉は黒く侵されたカリン。虫食いではないのだ。

ゴルメ合戦

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肉と野菜の煮込み、「ゴルメ」というイラン料理。英語で言えば、stew だ。
今日は鶏の手羽元、ズッキーニ、なす、豆などを砂漠人が煮込んだ。二日前にわたしが作ったゴルメがあまりにおいしかったので、それを超えるものを作ろうとして台所に立ってきたのだ。

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↑砂漠人作ゴルメ。

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↑kumoki作ゴルメ。かなりいい勝負じゃないかと思う。


ところで今日は水曜日だが、先週末に買ってきた野菜と果物がすでに尽きてしまった。次の買い出しまで丸2日もあるというのに。

ビルベリー

日本は猛暑だが、ヨーロッパは冷夏。バジルの栽培はもうとっくに諦めた。成長がピタッと止まっているのだ。
このところ、休むことなく毎日森でトレーニングをしている。砂漠人はウォーキングにランニングを取り入れる新しいトレーニング方法を始めたので、ついに二人別々にコースを回ることにした。おかげで、わたしは写真を撮ったりベリーを摘んだり、たまにさぼっている。
今日はカメラとベリー用の容器を持っていそいそと出かけたのだが、ラズベリー摘みには先客が何組もいて、気後れしてしまった。こどもを連れたお母さんからお年寄りまで、小さなバケツを持って手際よく摘んでいる。ベストポジションを既に奪われていたので、わたしはブルーベリーを摘むことにした。

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↑これがブリーベリーの茂み。どこに実がなっているのか分かりにくいのだ。でもこの一房を裏返してみると、

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実がなっている。枝をひとつかみにして裏返し、見やすくなったところで実を摘んでいく。見て分かるとおり、このブルーベリーは鈴なりではなく、一粒ずつ枝についている。

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この野生のベリーをずっとブルーベリーと呼んでいたのだけれど、これは「ビルベリー」というヨーロッパやアジア原産の種で、ブルーベリーに似ているけれど、品種が違うのだそうだ。日本でよく見る、鈴なりに実がなるブルーベリーは、北アメリカ原産の種なのだとか。味はほとんど変わらないと思うけれど、ビルベリーは果皮も果肉もすべて青紫色をしている。いずれにしても、今日は新しいベリーを知ることができて、うれしい。デザートソースにしてアイスクリームに添えた。

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あー しまった! きみどり色の葉っぱを摘み忘れた。ビルベリーのこの色は、鮮やかなみどりと対比してこそ、一層引き立つと思うのだ。

ジャムづくり

今週買った大量の黄色いプラム。そのまま食べても甘酸っぱくておいしいけれど、やはり酸っぱさが勝ってたくさんは食べられず、さっそくジャムを作ることにした。今回は市販のペクチンを使ったり、裏ごしというテクニックを用いたり、より洗練された方法に挑戦。

(1)鍋に洗ったプラムを入れ、中火で煮る。ペクチンを別鍋で溶かしておく。

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↑甘酸っぱいアロマが台所中に広がる。

(2)プラムが柔らかくなったら取り出して裏ごしし、種と皮を除く。

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(3)裏ごししたプラムをふたたび火にかけて煮る。しばらくして砂糖も入れる。

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(4)15分くらい煮たらペクチンを加えて、さらに弱火で15分くらい煮る。

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(5)煮沸消毒したビンに詰めて、冷まして、できあがり。

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この行程を3回もやり、最初の2回は4時間近くかかったけれど、息をつく暇もなかった。けれどその間に意外なことを考えた。これだけ大量の果物を扱っていて「なんだか農家の嫁みたいだな」と思ったのだが、農家の生活についてあらためて気づいたことがある。
この黄色いプラムでジャムが作れるのも旬の今だけで、来月にはやろうと思ってもプラムがなくなる。ジャム作りができる季節も限られている。だからちょっと大変だけど、ジャムづくりを存分に楽しむ。
そういう楽しみが農家の生活においては連続して起こっているんだろうな、と思ったのだ。季節ごとに穫れる異なる作物、異なる作業。飽きるはずがない。安易なイメージでは農家は「田植え」「稲刈り」などがあるが、田植えや稲刈りは一年においてはほんの一時期の仕事なのだろう。その間には次々と季節を感じる楽しい作業があるに違いない。
じっと座ってアロマテラピーもいいけれど、旬のジャムを作れば季節のアロマが体感できて、しかもビタミンやミネラルを摂ることもできる。

今週の…

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今週も、よく食べ、よく働きます。

野ウサギ

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しつこいようだが、今日も用事のついでに彼らの様子を見てきた。
あいかわらずのどかに日向ぼっこをしている。やはりウサギは横向きの形が一番かわいいということを確信する。脚を崩してリラックスしているときのウサギを斜め後ろから見ると…
微妙だ。

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食べている途中に申し訳なかったが、声をかけたら↓こちらを向いてくれた。

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さくらんぼ

夏至を過ぎ、イエテボリは肌寒い日がつづいている。夏はふたたびやってくるんだろうか。
森では、春に咲いた桜の木が今度は実をつけている。とても地味だけれど、これも自然のめぐみ。さくらんぼ。

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メロンとはちみつと金

メロンには、金が含まれているそうだ(微量だろうけれど)。その金には、血液を浄化する性質があるらしい。どの研究機関か分からないけれど、これは日本人の研究による結果なのだそうなのだ。

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ある研究では、トルクメニスタンのメロンに金が一番多く含まれていることが分かった。トルクメニスタンは、メロンの産地として有名だ。また、ヤンナック(トルクメン語)という名の植物があって、これはトゲトゲの植物で、しかも繊維にくっつくので刈り込むのに苦労するような種類だそうだが、これにも金が多く含まれていることが分かったそうだ。この植物は蜜蜂がよく食べているらしく、そのため、はちみつにも金が含まれていることが分かり、日本は一時期、トルクメニスタンの蜂蜜を大量に買い占めていたそうだ。今も、やはり金が多く含まれるとされているある植物が日本に多く輸出されている。砂漠人は、その植物はビヨンという名前の種類じゃないかと言っている。
砂漠人は以前から「メロンは消化を促し、腸を掃除し、体の中をきれいにする」と言って、便秘気味の人にもそうでない人にもメロンをたくさん食べることを勧めていたけれど、まさか金による効果もあったとは。驚いている。
ただし、ここでも他国から質の高い産物を買い占めて、自国で高く売る日本人がいたとは、がっかりだ。一体、誰がどうやってビヨンから利益を得ているんだろう?

ラヴァシュ

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砂漠人は、ラヴァシュという薄く焼いたパンが大好物だ。これにスモークサーモンやチーズ、ハーブなどを巻き込んで食べる朝食は、特別に元気の出るメニュー。

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↑アビこと、砂漠人。砂漠人は基本的に陽気でサービス精神旺盛、写真を撮ろうとすると必ずなにかパフォーマンスをしてくれる。友人の間では、スイカの志村食いでも有名だ(おそらく志村けんよりは先にやっていただろうけど)。わたしの弟は砂漠人のことを「昔の日本人みたい」と言っていたが、それはわりとうまい表現だと思った。説教が多いということでないといいのだが。

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↑こうやって丸めて、

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↑こうやって食べる。

森に暮らすひまじん日記

ちょうど一年前、日本を離れてから個人のブログをよく読むようになった。最初はGoogle検索などで偶然引っかかるブログをでたらめに読んだりしていたけれど、なかなかおもしろいものに出会わない。しばらくして、「にほんブログ村」や各社のブログランキングで、カテゴリー別にブログを検索することを覚え、少しずつお気に入りのブログを見つけてきた。
無名の人が普通の日常を綴るブログは、つまらないものもかなりあるけれど、引き込まれるほど興味深いものもある。同質的だと思っていた日本人にも本当にいろいろな生き方があるんだなあと驚く。それから日本の地方の自然の多様性にも。なるべくパソコンの前に座る時間を減らそうとしているわたしだが、これがあると難しいのだ。
「砂漠人」にも度々コメントいただいた、「森に暮らすひまじん」さんのブログを紹介したい。

森に暮らすひまじん日記:http://yoko87.blog74.fc2.com/

和歌山県の高原で森の生活を送られているご夫婦による日記。ひまじんという呼び名に「砂漠人」としては妙な親近感を覚えるのだ。それにしてもこういう生活を実践するまでに、どんな絵図を描いてどう準備されたのか、興味深い。あやかりたい。

カレーライス

日本から持って来たカレールーがいよいよなくなってきていて、今日は規定量の1/4以下のルーで作った。日本人が食べたら「これは日本のカレーじゃない」と言うかもしれないが、とにかくわたしは砂漠流を習っている身なので、自分なりに創作している。
もともと砂漠人はルーこってりのカレーには批判的だった。それからたくさんスパイスを使うことにも批判的なのだ。食べ物は本来、新鮮なものが一番ということで、ハーブ類も極力生のものを食べるようにしている。前に、チリペッパーたっぷりの辛~いカレーを作ったら、「味はいいけど消化に問題がある」と評判が悪かったので、今日は乾燥スパイスではなくて、生の唐辛子を1本だけ使い、甘く熟したパイナップルを入れるなど、相当工夫をしたのだ。
材料は、前の晩から風味付けしておいた骨付き鶏肉、マッシュルーム、パプリカ、チリペッパー、パイナップル、なす、たまねぎ、トマト、パセリ。すべて生のものだ。ちなみにパイナップルは、あまりにおいしくてわたしがつまみ食いした2切れを除いては、1本丸ごと使った。
すべての材料をバターで焦げ目がつくくらい順番によく炒め、それを大きな鍋に放り込んで、水を足して十分煮込む。一度火を止めて、ルーを入れて馴染むまで少し煮込む。ルーは大さじ3くらいしか残っていなかったので、とろみはほとんどなく味がつく程度。でも思うに、カレーはルーを入れる前に味見してみて、その時点で既においしくなくてはダメなのだ。もちろん今回のはパイナップル効果でうまみが増し、塩を強くすればそのままでも完成というほどだった。

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食卓で、刻んだコリアンダーをたっぷりかけていただきます。
次回は日本のカレールーなしでのカレー作りに挑戦。

バンビ

今日は砂漠人が家の中で用事をしていてなかなか終わらないので、業を煮やしたわたしは一人で森に向かうことにした。もうちょっと我慢強く待っていられるといいのだろうが、やろうと思い立ったときにタイミングを逃してやりたくなくなることって、よくあるのだ。
一人で森に向かう途中、茂みの中から「ハァーッ」「ハァーッ」という荒い息づかいが聞こえてきた。こどもの声ではなく、どうも大人の男性の息づかいのようだ。ランニングコースではない、深い茂みの中から聞こえてきたので一瞬いろいろと考えたけれど、「いやだなあ、こういうのは近寄らないに限る」と思い、茂みから少し離れて歩いていた。するとある角を曲がったところで、その正体がこちらに向かって茂みから出てくる勢いを感じた。
軽く緊張しながら茂みの方向に構えていたら、そこから出てきたのはなんと、子鹿だった。毛の色が黄色っぽい鹿が2頭、若いカップルのようだ。角を持つ牡鹿が、角のない雌鹿を追いかけていたのだと思う。それはもう豪快にジャンプしながら追いかけっこをしている。わたしは、まるで『青い珊瑚礁』の恋人たちのようにキラキラ輝いているなあと思い、強い生命力を感じずにはいられなかった。しばらく茂みの中を追いかけっこしていた2頭は散歩道を横切り、森に続く斜面を登っていって見えなくなった。
鹿を追いかけて散歩道に出るとおばさんがいたので、「見ました? 今の?」と興奮気味に声をかけたら、ばっちり見たそうだ。お互い同じ光景を見て、似たような状況説明を繰り返して…。おばさんたちって、そうなのだ。でもそういう感動は、誰かと共有してこそ大きく膨らむんじゃないかと思う。そのおばさんは、後から来て見逃したご主人にも説明していたが、「バンビがいたの!」と言っていたのには苦笑した。バンビって、ディズニーのキャラクターの名前じゃないだろうか。
もちろん、森で合流した砂漠人にも、わたしはおばさん的身ぶり手ぶりで自慢したのだった。

ドラセナ

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これはドラセナという観葉植物だと思う。東京のマンションでも同じものを育てていたけれど、環境が悪かったのか飼っていた子猫が木登りしたのがまずかったのか、すぐに葉が枯れ、枝も枯れ、だめになってしまった。ここで育てているドラセナは強い。丈は伸びるし、新たに枝も生えてきた。窓から入ってくる光と新鮮な風だけがこの部屋の自然環境であって、エアコンはないのがいいんじゃないかと思っている。
今日は伸びてきた鉢植えの葉を少し剪定したのだが、切った葉を見ていていいことを思いついた。これでコップ敷を作ろう! とひらめいたのだ。

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細長い葉を互い違いに組み合わせて、ある程度の面積ができたら端を裏側に折り込む。この方法は、ニュージーランドの小学校で習ったものなのだ。30年前に教わって、それ以来初めて実践したというのに、不思議なことにできるものだ。マオリ族の文化なのか、オセアニアの文化なのか、南の島ではこの技術でかごや敷物が作られていると思う。

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↑MADE BY A JAPANESE.

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↑MADE BY A TURKMEN.

日本人の手仕事が勝るが、トルクメンの手仕事は味があると思ったら↓どうかひとつ。

人生とは

今週末も市場へ。雨が降り出したのでわたしは「やめよう」「明日にしよう」などと言って及び腰になっていたのだが、砂漠人はいつも判断が早い。"We go!"
やはり雨のせいか、今週の買物は少し控えめだったかもしれない。それでも帰ってきて買ったものを並べてみると、これがないと一週間が始まらないなあと思う。

"Life must taste. Life is not for showing, you know?"
「人生は、味わうべきものだ。自分の人生は人に見せびらかすためのものじゃないんだからね。」

砂漠人はいつもこう言っている。これを聞くたびにわたしは楽しい気持ちになり、またしみじみと考えてしまう。
人生においては、あるいは日々の生活において、甘いとか辛いとか酸っぱいとか苦いとか、色々な味を「味わう」ことが大切なのだ。味がしない時間を過ごしていてはいけない。また人にどう見えるかを気にするよりも、自分がどれだけ味わえるかを気にしなければならない。そういうふうに思わされる。
そのために砂漠人がしている具体的なことは、本当にシンプルなことだ。自分が食べるものの材料を仕入れ、料理し、きれいな空気の中に住み、食事を味わい、深い睡眠をとる。この基本的な生活を実践している人は、たとえ貯金が少なくても、恋人がいなくても、飲みに出かけなくても、充実した味わい深い人生を送っているはずだとわたしは確信する。

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果物の種

砂漠人は果物を食べた後、その種をとっておく。メロン、チェリー、ネクタリン、アンズ、などなど。もちろん捨てるときもあるけれど、おいしかったものは必ず種を保存して、気候のいいイランで植える準備をしている。

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正しい種の保存方法はわからないのだが、食べた後わたしが水で洗っているとダメ出しをする。砂漠人がおじいさんに教わったのは、「水で洗うと甘い果物ができない」ということなのだそうだ。その根拠が分からずわたしは疑問を持っているけれど、とりあえずは言われたとおりにしている。ただネクタリンの種については、洗わないと残った果肉に虫が寄りすぎるのと、カビが生えるので、例外だ。
こんな種から果物がなるのかなあと思うけれど、砂漠人が持ち帰ったネクタリンの種から見事な樹が生えて、花が咲いているのを、イランの実家でわたしは見たのだ。

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今は大きな甘い実がなっているそうだ。

バジルの成長

バジルの苗を1本ずつ鉢に植え替えてから、5週間以上が経った。夜や寒い日は部屋の中に入れて大事にしていたのに、あまり成長していないようだ。途中で2回くらい葉は収穫できたけれど、丈はほとんど伸びていないようだし、葉の数もとてもゆっくり増えている。

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日本でバジルを育てている人のブログを見ると、ベランダ菜園でも丈が50cm以上に伸びて、葉がわっさわっさ生えているようだ。バジルの生育適温は25℃前後とのこと。やはり夏でも最高気温が20℃前後のイエテボリの気候では育ちにくいようで、がっかりだ。それにしても気温が数度違うだけでこんなにも差が出るものなのか。これはこれで見守りつつも、今度は違うものを育ててみたい。
ところでバジル栽培を始める前から、砂漠人の家には観葉植物のような鉢植えがたくさんあるのだが、それはすべて人から譲り受けたものと、それから増えたものなのだそうだ。今日、植木鉢の数をあらためて数えてみたら、大きいものから小さいものまで、なんと67個もあった。増え続ける一方の観葉植物、どうしたらいいんだろう? これでは旅行中の水やりをお隣さんに頼むのも難しい。

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↑こうやって挿し木にすると、いくらでも増えてしまうのだ。

ブルーベリー

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今日も摘んだ。こどもたちに穫られる前に、グーズベリーを2個だけ確保。大人気ないな。

ラズベリー

森に自生するベリー類はゆっくりと色をつけたり、ふくらんだりしている。
森の入り口に一ヶ所だけ生えているグーズベリーは、まだ実が小さいのに日に日に枝についている数が減っていて、そこを通るたびにわたしはストレスを貯めている。近所のこどもが遊びながら食べてるんじゃないかと思うのだが、「もっと大きく実ってから穫ろうよ!」って、それを待ってたら誰かに先を越されちゃうこと、みんな知ってるのね。
ウォーキング中はトレーニングに集中しているので、どのベリーがどれだけ熟れているか、どこに生えているのが粒が大きいとか、そんなことをチェックするだけで収穫はしない。せいぜい、口を潤すのにいくつか食べてみる程度だ。森の中にベリーを摘みに来る人はけっこういて、バケツのような入れ物を持って黙々と摘んでいる。

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今日はわたしもたまたまビニール袋を持っていたので、ラズベリーをアイスクリームにかける分だけ、摘んできた。一人でこっそり摘んで冷やしておいたので、いつもと違うアイスクリームが出てきたのを見て、砂漠人も喜んだ。

ゲスト去る

滞在していたゲストがデンマークに向けて旅立ってしまった。お客さんというのは帰ってしまうとホッとするような、さみしいような、複雑な気持ちになるものだ。
砂漠人の実家はとても貧しかったけれど、お客さんが来ればいつでも最善を尽くしてもてなしていたそうだ。今だって決してお金持ちではないのに、日本からのお客さんを楽しみにしている。そしていつも「次は誰が来るのか?」とわたしに聞いてくる。二人だけの生活がちょっと退屈なのだろうか? 砂漠人は大家族に生まれ育ち、常に人と一緒に暮らしていたので、一人暮らしは耐えられないそうだ。長い人生の中でたった2年しか一人暮らしをしたことがないという。
それにしても砂漠人は日本人の旅行観が理解できないようだ。旅行期間がとても短いこと、短い期間にあちこち動き回ること、などなど。砂漠人が言うには、旅行とは日々働いて疲れた心と体をリフレッシュさせるためのもので、自分が住んでいるところより自然環境のいい所でゆっくり気力と体力を回復させるのが目的だという。そういえば、多くの日本人の旅行はそれが目的ではないのかもしれない。
ゲストのお見送りの帰り、例の野ウサギの場所をまた確認してきた。今日は遠景からの1枚と、そのズーム。見にくいけれど、肉眼では10羽以上を確認。

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豚肉のグリル

ゲストを迎えて最後の晩餐となった今日は、外でグリルをしようとはりきっていたにもかかわらず、午後から雨が降り出してしまった。やはりなんと言っても、食べ物が一番おいしいのは、野外で火を起して焼いたその炭で調理する方法だと思う。それをゲストにもぜひ実感してほしかったのだけれど、残念ながら砂漠人の得意なグリルは次回までお預けとなり、代わりに台所のオーブンで料理することになった。
豚肉は前の晩に茹でて油を落とし、ハーブや調味料を加えて準備しておいた。もちろん茹でたスープは野菜と煮込んで昨日の夕食となったので、今日は下ごしらえした肉を野菜と一緒にオーブンで焼いて、ライスを添えてできあがり。

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砂漠人の迷いのないメニューづくりに感心したら↓どうぞヨロシク

賑わう食卓

先週末より、日本からお客さんが来ている。お客さんが来る週の砂漠人は、いつもに増してたくさんの買物をし、はりきって食事を用意する。最近では夕食の支度も徐々にわたしがやるようになっていたというのに、この数日間ですっかり砂漠人が台所に復帰し、元のスタイルに戻ってしまった。

↓野菜たっぷりのチキンスープ。

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↓ケバブ。

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今日のメニューは豚肉を煮込んだスープだったのだが、ゲストはこれまでで一番おいしいと言っていた。でもそれは、今日は一緒に森を歩いたからに違いないのだ。体を動かしてこその食事なのだと思う。

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↓今週の果物はこのくらい。スイカとメロンもありますよ。

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野ウサギその後

今日は市場への買物の帰りに、野ウサギの棲む例の空き地に寄ってもらった。もちろんカメラを持って、最初から望遠レンズをつけて。そして今回は注意深く、路肩に停めた車の中から写真を撮った。後方でクラクションがなっていたのだが…。

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いたいた。いました。鳥に混じってうさぎがたくさん、ひなたぼっこ中だった。特に木陰にはたくさん涼んでいた。

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↑木の根もとに座って正面を向いているウサギ、全然かわいくない。うさぎは正面から見るより、横から見る方が断然かわいい形をしている。

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berries

夏至も過ぎ、そろそろ森に自生するベリー類が実をつけたり、色をつけたりし始めている。いろいろなベリーは収穫時期が少しずつ違って、短い夏のあいだ中、ささやかな楽しみをもたらしてくれる。

↓グーズベリー。

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↓ラズベリーの花とその実。

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↓ブルーベリーの茂みとその実。

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↓チェリー。

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↓ブラックベリー。

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