2008-12

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くり騒動

つい最近買ったピザ用の石焼きオーブンで、砂漠人はこれを焼こうとした。

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栗。市場で見つけた生の栗だ。それをゴロンゴロンとオーブンに放り込んでしまったのだ。石が変に汚れるのではないかと思い、わたしはこのオーブンで栗を焼くことに最初から否定的だったのだが…。

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みごとに爆発した。栗に熱が通り、その圧力で皮がはじけて、一つ目の「ポンッ!」という大きな音がしたと思ったら、まるでポップコーンのように他の栗もポンポンはじけ出したのだ。火を消してそのままにしておけばいいものを、砂漠人は急いでオーブンのフタを開けて、石から栗を取り除いた(落とした)。それはそれは野性的に。

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コンロじゅうに栗の残骸が散らばり、台所の壁3面+棚の底面+床に栗の粒が飛び散っていた。それでもなお、余熱ではじける栗爆弾。火傷するんじゃないかとヒヤヒヤしたが、しばらくして無事に鎮火し、騒動は収まった。

時間をかけて台所を掃除した翌朝、今度はこんなことをやっている砂漠人。

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電気コンロに直火で栗を温めていた。細かいことはあまり気にしない人種なのだ。

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はちみつカリン

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真ん中がはちみつレモン、両脇ははちみつカリン。
カリンを漬けようと思い蜂蜜を買ってきたら、砂漠人がレモンを買い足してはちみつレモンを作り出した。レモンを薄切りにし、瓶に詰め、その上から砂糖を少しかけ、蜂蜜を重ねる。その繰り返しで瓶をいっぱいにする。

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常温でしばらく置くと、果汁が砂糖と蜂蜜にしみ出てくる。1~2週間くらいだろうか。果汁が多いので、はちみつレモンの方が早くできそうな気配がする。できた液体は、お湯割りにすると冬の飲み物としては格別だ。

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まだまだある、カリン。レシピはまだ続きます。

手編みの帽子

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夏に思い立って始めた編みものだが、帰国していたあいだに小さいものをいくつか編んでみた。その一つがこの帽子。耳あてがスウェーデンでは役に立つだろうと思って選んだのだ。わたしが家の中で被っていたら、母が「なんかその帽子、へんなの~」と言いつつもうれしそうにしていたので、かわいかったに違いない。砂漠人が被ってもあんがい似合ったので、あげることにした。横と後ろから見たときが特にいいじゃないかと思っている。

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本に載っていた実際のモデルは↓このとおり。

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あれ? 雰囲気が全然違う。模様はともかく、シルエットが完全に違うものになっている。じつは砂漠人は頭まわりが小さいので、わたしと同じサイズを被るとブカブカになってしまうのだった。

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駐車場の落ち葉が凍っていた。霜が降りて、草木は砂糖をふりかけたお菓子に見える。

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家庭における男女の役割

うちには洗濯機を置いていないので、フラットの住人が共同で使える洗濯室をいつも利用している。先日、朝8時から予約をして洗濯をしたのだが、同じ洗濯室で若い男性が洗濯していた。見るまいと思いながらもチラ見せずにはいられなかったのだが、どうやら彼は独り者ではなく、家族全員の洗濯物を洗っているようだった。
平日の朝8時から、iPodを聴きながら奥さんとこどもと自分の大量の洗濯物を洗って乾かす若い男性。これはスウェーデンのありふれた風景だ。街でも森でも、ベビーカーを押して歩いている男性を見かけるし、夫婦一緒の場合も多い。
ここで男女平等とか男性の家事・育児について訴えるつもりはないけれど、一般的に日本人の男性は、家庭生活における役割を放棄しすぎじゃないだろうか? と思わずにいられない。家族が生活するためにお金を稼いでくることだけが、男の役割なんだろうか。そんなことを砂漠人に話してみたら、家庭における男女の役割というテーマで滔々と語ってくれた。

──女性の性質というのは本来やさしく穏やかなもので、体力的にも男性に比べると弱いものだ。一方男性には、厳しい状況を耐え抜く精神的・肉体的な強さが備わっている。古くから、男性は狩りや戦闘など過酷な仕事に出かけ、女性は家で身の回りの仕事をして家庭が成り立っていた。
現代の社会では家庭生活において、お金の役割が大きくなりすぎてしまった。人々は、人間が本来持っているはずの自然な情緒を、物質的な生活に捧げてしまっている。すてきな服を着て、かっこいい車に乗り、大きな家に住みたい。生活水準を人並み以上にしたいと願っている。ところがそのためには、社会での熾烈な競争に参加しなければならない。
女性が家で仕事をしている家庭は、家族関係においてよりよい雰囲気を創ることができる。男性は過酷な仕事をして家に帰っても、おだやかな奥さんに迎えられることで一日の疲れを癒し、翌日はまた元気に仕事に出かけることができるだろう。こどもは食事を家族と食卓を囲んで育つ。こういった、家庭において家族で楽しむことのできるよい部分はほとんどなくなってしまった。現代の家庭では、一体どれだけ頻繁に自炊しているだろうか。
多くの人が、よい家庭生活を築くために間違った方法をとっているようだ。──

ちなみに言えば、砂漠人と暮らして外食をしたことは一度もない。「それは極端だ」と言った人もいるけれど、食事を作り、その時間を家族と共有することがどれだけ大きな意味を持っているのか、その人は知らないのかもしれない。

クリスマス・イヴ

行き交う人の流れも早まる年の瀬、スウェーデンではすっかりクリスマス休暇に入ったようだ。窓辺にはみな思い思いの飾りつけをし、夜になれば飾りに灯りがともる。うちではイブに特別なこともなく、いつもどおり森を歩いてスープを飲んで一日が終わった。毎回、食事の後には短いお祈りをするのだが、そのときに亡くなった人、家族、友人のことを想うのだそうだ。
今月イエテボリに戻ってすぐ、お世話になった先生の訃報に接した。平日は大学で仕事をされ、週末はご自宅の畑で作業をされていた先生だ。房総半島にあるご自宅では、夏の暑い日にたくさんの野菜を収穫させていただいた思い出がある。

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お祈りの時間がまた少しだけ、長くなる。

ジュズダマ

ジュズダマという植物がある。これを使って首飾りを作るのが、わたしの趣味のひとつだ。数年前、千葉県にある実家の近所を散歩していたら偶然、ジュズダマの木を見つけた。それ以来、秋が来るたびにせっせとその実を採取しているのだ。
ジュズダマを穫っているとよく年配の方に声をかけられる。「あらー、ジュズダマ! 懐かしいわねえ」といった具合に。こどもの頃に首飾りを作ったとか、お母さんがお手玉に入れていたとか、通りがかりの人にちょっとしたエピソードを伺うことができて、おもしろい。反面、来年からこのテリトリーを荒らされないかと心配になるのだけれど。最近は、どこにでも生えている植物ではなくなったようなのだ。
さて、ジュズダマをどうやって首飾りにするかといえば、一般的には、ジュズダマの中心に空いている穴に糸を通してつなぐ。ところがわたしの場合はもっと手が込んでいる。こんなことをやっているのは日本でただ一人なんじゃないかと思いながら、いつも作業している。
ジュズダマの穴の中には、取り出しやすいひも状のものと、取り出せない大きさの種のような塊が入っている。ひも状のものを取り出した後、さらに針などで塊を削りながら小さくし、それを取り除く。そして中味が空になったら穴の入り口をカッターで削って形を整える。さらに、中の塊を削っている途中で出たカスをまんべんなくジュズダマの表面につけて磨く。そうすると不思議なことに、ジュズダマに天然の輝きが出るのだった。
そうしてきれいにしたジュズダマを、ビーズなどと組み合わせて糸につなぎ、できあがり。以下、作品を一挙公開!

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最新作は↑これ。ジュズダマにもいろんな色があることが分かるだろうか。天然の輝きが見えるだろうか。自然に生えている植物を使って身につけるものを作るなんて、わたしはものすごくいいと思って作っている首飾りだが、「ステキ!」と言われたことはあまりない。これはオタクな趣味なんだろうか。

にんじんジュース

毎朝、にんじんジュースを飲む季節だ。旬のにんじんは市場でもスーパーでも安く買うことができる。たとえば、1キロ6クローナ(70円弱)で。

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にんじんの皮を包丁の刃でこそげ落とすようにうすく剥いて水に浸し、一晩以上冷蔵庫に入れておく。朝にはそれをジューサーでおろすだけでおいしいにんじんジュースを飲むことができる。

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朝からさわやかにビタミン補給をしていると思って飲んでいたけれど、にんじんにはアスコルビナーゼというビタミンC酸化酵素が含まれていて、他の野菜を合わせたりするとビタミンCの効果を弱めるのだそうだ。それを抑制するためにはレモン汁や酢を加えるといいらしい。さっそく今日からレモンジュースを少し足すことにした。
旬のものを順番に食べていれば、次の季節に備えた体ができてくるものだと砂漠人は言う。そういったことを、忙しい毎日の生活でつぶさに実践しているところが砂漠人に学ぶべきことだといつも思う。

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ところで毎日にんじんジュースを飲んでいると、相当の搾りかすが出る。これをどうにか活用できないかと去年は考えていた。今年は、わたしが日本から戻ってきたら砂漠人はこうやっていた。

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にんじんは目に効くというけれど…。

ディズィ

めずらしい料理を作った。羊肉とじゃがいもとひよこ豆をスパイスとともによく煮込んで、できたスープを飲み、具はつぶしてパンにつけて食べるというもの。ディズィ(dizi)というイランの伝統的な料理だ。もちろんトルクメンも食べている。

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味つけは塩、スパイスは胡椒とターメリックで、イランではよく料理に使われるドライレモンも割り入れる。これが適度な酸味と香りをつけて風味を増すのだと思う。

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すべてを鍋に入れてよく煮込むと、赤っぽい黄色のスープになる。今日の子羊の肉は砂漠人が砂漠から持ち帰ったもので、自分のところの羊だから品質はまちがいない。ひよこ豆もとてもいいものが手に入ったので、できあがりが楽しみだ。
一方で砂漠人はパン生地をこね始めている。親指と人差し指のあいだからポコンポコンと生まれてくる小さな生地のかたまりは、お餅を丸める作業とまるで同じだ。祖母が上手にやっていたのを思い出した。

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小さくなった生地を綿棒で広げて、例の石焼きオーブンで次々と焼くのはわたしの仕事になった。この作業がうまくなったら、生地をこねるところも習得したいものだ。

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羊肉は骨を取りのぞいて、柔らかくなっている他の具と一緒につぶす。スープは別皿に取りわけて、できあがり。

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ピクルスも一緒に焼きたてのパンに巻きこんで、がぶっといきます。

イランでは

わたしが日本に戻っているあいだ、砂漠人は3週間だけイランへ里帰りしていた。建てかけの家の工事はどこまで進んだか、羊の群れの様子はどうかなど、気になることは多い。予想してはいたものの、砂漠人は写真を撮ってこなかったのでがっかりだ。
なかでも最もショッキングだったニュースは、家の番犬アウチのこと。誰にでもなついてしまう愛らしい犬だったが、あるとき飼っているニワトリを食べてしまったのだとか。叱ってもその後も同じことを繰り返したために、ついには砂漠人の弟がアウチに目隠しをして、村の外れの砂漠まで連れていったのだそうだ。つまりは、アウチを捨ててしまったのだ!

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驚いた。わたしはアウチとの再会を期待して、一緒に暮らす日を楽しみにしていたのだから。なんとか村に戻ってくるんじゃないかと思っていたが、今のところニュースはない。気のいいアウチのことだから、どこかでのんびり暮らしているか、あるいはオオカミにやられたりしていないといいけれど。

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もう一つ、再会を楽しみにしていた kumoki と名づけた子羊だが、売られたのか食べられたのか、群れにはもういないそうだ。特別に大事に育ててくれと羊飼いに頼んだのに、あっさりとおさらばか。kumoki はわたしの名前を取ったからなのか発育状態がよくなかったらしく、それがわたしと自然の関係をよく表わしていると言われてしまった。
砂漠人は、「新しいアウチがいるから」「また今度 kumoki と名づけよう」と笑っていたが、そういう問題じゃないのになあ。それとも、そういう問題なんだろうか。

チャル

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これは砂漠人の大好物の飲みもので、チャル(chal)という。なんと、ラクダの乳から作る発酵乳なのだ。発泡性がある。イランに帰省した際、持ち帰ってきたようで、ペットボトル4本分(6リットル!)もあるので未開封の3本は冷凍庫に保管している。ちなみにチャルは商店で買えるわけではなく、ラクダの持ち主から自家製のものを譲ってもらうそうだ。
どんな味か… それはとても表現できそうにない。まず嗅いだことのない香りがして、味はマイルドな酸味がする。ちっとも甘くない。発酵乳特有の口の中に残る感じがある。かなりクセのある香りと甘みのなさで、最初はグラス一杯を飲み切ることはできなかったけれど、根気よく飲んだおかげで少し慣れてきたようだ。妙な味なのだけれども、たしかに自然の味がするので飲めないということはないのだ。
チャルの栄養分について調べていたら、イギリスの記事を見つけた。2006年のものだが、アラブ世界を中心に広く飲まれているラクダ乳を、健康食品として西側に販売するため国連が調査をしていて、Harrods や Fortnum & Mason がその販売に関心を持っているとのこと。牛乳と比べて、ラクダ乳にはカルシウムとビタミンB・Cが多く含まれ、鉄分についてはその10倍も含まれるという。豊富なビタミン・ミネラルに加え、ラクダ乳に含まれる抗体は癌、HIV・エイズ、アルツハイマー、C型肝炎などの病気と闘うことができるという調査結果があるそうだ。

砂漠人は、イランにいるときはずっとこれを抱えて飲んでいる。手に入れるのが容易でないため、誰にも分けてあげないくらい。こっそりこどもたちにあげたら、みんな「チャル大好き!」と言っていた。

石焼きピザ

一足早く、我が家にクリスマスがやってきた。石焼のピザオーブン。電気で温めた石の熱で生地を焼くという構造だ。普段、食材以外はほとんど買物をしない砂漠人だが、これについてはホームセンターで見た途端に買うことを即決したようなのだ。これまでも庭で拾ってきた石を台所の電気台やオーブンで温め、それでパンを焼こうと四苦八苦したことがあるけれど、結局うまくいかなかった。だからついに、念願の石焼きパンを作れるというわけだ。

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砂漠人は生地をこね、トマトソースを作り、トッピングを用意した。これだけの種類を手際よく並べて、オーブンが熱くなるのを待ち切れない様子だ。その間、わたしがしたことと言えば、チーズをおろし、ハムを切って、パイナップルのシロップを飲み、写真を撮っただけ。砂漠人への道のりは遠い。

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石が温まったらピザをのせ、ふたを閉めて数分間焼く。焼いている間中、石はゆっくり回転するのだ。

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直径30cmのピザの焼き上がり。なんだかこじんまりとしていて、砂漠人のピザらしくない。いつもの半分の大きさしかなく、迫力に欠けていると思った。
ところが食べてみると、味は一段とおいしく焼けていた。生地の部分がいつもよりカリッと堅く焼けていて、風味がある。サラミも野菜もたっぷりのって、言うことなし。沙漠人も「これが本物のピザの味だ」と言う。二枚目を焼く準備にとりかかる砂漠人を横目に、焼きたてのピザをほおばる。これで本格的な石焼きピザ工房の始まりだ。

冬景色

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おなじみの森はすっかり冬の景色に変わっていた。木の葉がほとんど落ちて、地面は枯れ葉でふかふかだ。あとは積雪を待つのみだろうか。
ひさしぶりの森で、運よく一匹のリスに出会うことができた。きっとわたしが戻ったことを歓迎してくれたのだろう。あるいは、おみやげのビスケットねらいか。

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思えばこの森と砂漠人の料理ですっかり生き返ったわたし。疲れている方、パワーの足りない方、若返りたい方、または砂漠人になりたい方、どうぞいらっしゃいませ。

砂漠的生活の再開

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あいかわらずでなつかしい、砂漠人の朝ごはん。イエテボリでの砂漠的生活が再開した。
「砂漠人」の記事も少しずつ更新していきます。どうぞよろしく!

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Author:kumoki
砂漠人に学ぶナチュラルライフ
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