2009-01

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1月30日

今日は特別な日だった。南の島にいる両親と祖母から電話があり、日本に住む弟家族からテレビ電話があり、友人からカードが届き、世界中の友人からEメールが続々届いた。続々…という部分はうそだが、こんなに大勢の人に祝ってもらったのはここ数年で珍しい。もうすっかり37歳なので、本当は誕生日なんてどうでもいいのだけれど、親しい人からの久しぶりの連絡には心が躍る。わたしの実家メンバーは普段、顔を会わせることはめったにないし、お正月すら連絡がなかったのに、誕生日となるとこぞって電話をかけ合ったりするのでおかしい。
砂漠人は、自分の本当の誕生日を知らない。世界中には今でも戸籍登録などというシステムがない地域はいくらでもあるのだ。そういう人たちには、毎年の誕生祝いなどないのだろう。若い頃、ヨーロッパ人のガールフレンドの誕生日を忘れて痛い目に合ったことが何度もあるそうだ。今回のわたしの誕生日は、一週間前、前日、当日の朝と3回アナウンスをしたので、特別な宴は用意された。

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大好物のムール貝とたまごのついた海老、スモーク・サーモンなどなど。右手前のケーキは「これじゃやだ!」と言ったのに砂漠人が買ってくれた生クリームたっぷりのお菓子(見切り品)。わがままを聞き入れてもらえなかった子供の気分になった。

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結晶

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ベランダの壁部分に結晶がついていた。これはなんの結晶というんだろうか。氷の結晶、あるいは雪? 午後になっても気温が上がらない日は、建物や植物も凍りっぱなしで美しいと思う。毎朝仕事に出かける人はそんな悠長なことを言っていられないだろうけど。
イエテボリは雪が積もらず、過ごしやすい日が続いているなどと思っていたら、既にとても寒い時期に入っているようだ。砂漠人もマイナス10℃の中で仕事をしている。

羽枕

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砂漠人はなんでもサイズが大きいのが特徴だが、枕も例外でない。手前のジャンボな枕は、イランにいる砂漠人の弟の奥さんが作ったものだそうだ。しかしあまりに大きすぎて、布地も厚すぎて使い心地が悪い。そこで今日は思いきってその枕を開けて、普通サイズの枕を三つ作ることにした。

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ジャンボ枕の中身はご覧のとおり。鳥の羽だ。でもこれはどこかで見たことがある。たぶんイランで食べた、野鳥の羽だと思う。

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↑イランに住む義理の妹と姪の写真。彼女はこうやって、獲れたばかりの野鳥の羽をむしって料理の下ごしらえをしていた。むしった羽は大事にとっておいて、枕や布団を作るときに入れていたのだ。それにしてもこれだけ大きな枕ができるまでには、相当量の野鳥を食べたことだろう。

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新しい枕の袋に羽を詰める作業中、砂漠人がいそいそと手伝いにきてくれたが、案の定、軽い羽毛は飛び散って広がるばかり。ベランダ中、羽だらけになりながらも、なんとか二つだけは作ることができた。あとはカバーをつけて使えばよい。使い心地は、IKEA の枕とは比べものにならないはずだ。

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スパゲティ・砂漠風

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砂漠人のスパゲティ・ミートソースはこんな風だ。スパゲティでもお焦げを作らないと始まらない。初めの頃こそ奇妙に思って敬遠していたわたしも、今ではいかにしてお焦げを多くもらうかを考えている。それからどんな料理のときもヨーグルトは必ず食卓に上る。トルクメン語ではヨーグルトは「飲む」ものだ。スープも「飲む」と表現する。英語ではスープを「食べる」と表現するので、トルクメン語と日本語は共通の文化だなあと思っていたけれど、ヨーグルト文化はちょっと違うようだ。
飲み物は、夏に作った黄色いプラムのピュレを炭酸水で割ったもの。最近は、わたしの砂漠人の大好きなコーラを自粛して、飲み物も自家製を楽しんでいる。

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絵はがき

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近くに森がたくさんあるので忘れがちだが、イエテボリは港町なのだ。先日街に出かけた際に、お上りさんついでに絵はがきを買ってきた。船の大行進は圧巻だ。
一枚をイランに住んでいる砂漠人の母に送ることにした。78歳の彼女は、外国から絵はがきが届くという経験はしたことがないんじゃないかと砂漠人が言うので、とても楽しみだ。これが届いたら、どんな気持ちになるだろう? かなりの時間をかけて、文章をひねり出した。もちろんトルクメン語で!

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去年は13クローナだった外国宛の郵便料金が、今年は12クローナに値下がりした。スウェーデンの切手には値段を示す数字が記されていないのだけれど、去年は1枚5.5クローナだった切手が、今年は6クローナになっていて、価値が上がっている? 不思議なしくみなので今後調べてみよう。

ケバブ

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石焼きオーブンのおかげで、ケバブを食べる頻度がぐんと高まった。

市場

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今週の目玉は、南アフリカ産の杏だった。真冬でも南の国から届いた新鮮な果物が食べられることの不思議とありがたさ。

段染め毛糸

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先月イエテボリに戻って以来、ずっとひとつの作品に取り組んでいる。しかしこれがなかなか完成しない。まだ途中経過だが、ほどく前の段染めの毛糸を写真に撮っておいた。一本の毛糸をいろいろな色で染めてあるので「段染め」というそうだ。この毛糸は濃い青、青緑、うすい青、さらにうすい青の4色で染められていて、200~300gのカセにまとめられている。編み進めると、その4色でもってランダムに縞模様ができる。
何を編んでいるかは伏せておくけれど、今のところ後ろ見頃を編み終わって前見頃を編んでいる。でもじつはこの前見頃、2回目の挑戦なのだ。一度編み終わったものを合わせてみたら、前見頃が後ろ見頃より随分小さく、とてもはぎ合わせることができなかった。初心者のわたしは編んでいるうちに手が慣れてきて、次第に編み方がきつくなっていったようだ。そこで前見頃を全部ほどいて最初から編み直し。大きな作品なのでほどいた後のため息も大きい。

ケバブ

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ケバブというのは肉をローストした料理のことで、トルコ語の発音だとケバブになり、地域によってキャバーブとかカバブとか呼ばれるようだ。挽肉を使ったケバブは家でも手軽に作れるし、バーベキューでも活躍する。

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ボウルに挽肉、たまねぎ(すりおろす)、にんにく(すりおろす)、塩、こしょう、クミン、ターメリック、ザクロのスパイスを入れ、手でよく混ぜ合わせる。トマトを混ぜてもいいし、スパイス類はあるものを工夫して入れる。

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小さな棒状に形づくって、オーブンに入れる。あとは焙り焼きにするだけなので、とても簡単だ。野菜を一緒にローストすれば、夕食の準備はほとんど完了。

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今回はレバーもローストした。砂漠人の食事を食べるようになって以来、からだには色々な変化があったけれど、冷えがなくなったのはその一つだ。赤みの肉などを多く食べるようになり、運動もして筋肉量が増えたのかもしれない。以前は、冬の朝といえばふくらはぎがつってその激痛で目が覚めることを繰り返していたのが、今では足は常にポカポカしている。ライフスタイルを変えることでこんなにあっさり体質が変わるとは思ってもみなかった。

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石焼きオーブンで焼くと手軽な上に味はなかなかのもので、いつも庭で炭を起こしてバーベキューしていたのはなんだったのか。二人分ならこれでほとんどのことが間に合いそうだ。

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マイバッグ

スウェーデンではスーパーのレジ袋が基本的に有料なので、買物の際はなるべく袋を持参するようにしている。マイバッグとはいえ、それは以前にスーパーで買ったレジ袋で、穴があくまで繰り返し使っていた。穴が開いたら今度は二重にして使っていた。ところが今回、日本に帰国した際にこんなステキなエコバッグを買ったのだ。

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きみどり色のはケーズデンキでもらったものだが、わたしが買ったほかのものと同じ折りたたみができるタイプのエコバッグだった。小さく畳んでバッグやポケットに入るのでとても便利だ。

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畳んだバッグを入れる小さな袋は、バッグ本体にこうやってつなぐことができるので落としてなくすこともない。このバッグ、ひとつ600円も出して買ったといえば砂漠人に呆れられそうだが、必ずしもエコのためではなく、気に入った買物袋を買ったのだからわたしは満足している。
便宜上使ってはいるけれど、じつはエコバッグという言葉は好きではない。ごみになってしまうレジ袋を無駄に消費しないために自分の袋を持参することはとてもいいアイディアだと思うが、それに便乗して新たに袋を生産したら、新たな消費が増えるだけだ。それなのにエコを謳うとは、いやらしいと思うからだ。いずれにしても、些末なことなのだけれど。
ところで街のショッピングセンターでシャツの買物をしたとき、レジのお姉さんに「これに入れてください」とこのエコバッグを差し出した。ところがお姉さんはまったくもってポカンとしている。砂漠人がなにやらスウェーデン語で説明すると、なぜ店のビニール袋に入れないの? と不思議がっていた。マイバッグはスウェーデンでは普及していないのか、あるいはエコロジーに関心のない店員だったのか分からないが、買物袋に対する意識が日本と差があるように感じた。たった一つの出来事では量ることはできないが、スーパーでも袋を持参している人の方が少数派なのも気になる。なにしろスウェーデンは環境先進国と言われているのだから、そのしくみが生活にどう根づいているのか、今後も大いに注目したい。

街に出る

用事があってめずらしく市の中心街に出た。わたしがバスに乗ったのはなんと初めてだ。
イランで羊の群れの面倒を見ている羊飼いのシェンミは、一年の半分以上を砂漠のユルタで暮らしている。生まれつき、先祖代々からの砂漠人なのだ。そんな彼は、街に行くことになるとその前に必ず大きな家族会議を開くのだそうだ。どういう道順で出かけて、街のどこで何をするか、あるいは何を着ていくかなどを家族を巻きこんで話しあうのかもしれない。そうして準備万端でロバに乗って出かけた当日、街に向かう道の途中でなにを思ったか、引き返してきてしまうことがよくあるそうだ。今日はあまりに珍しい外出だったので、そんな笑い話を思い出した。
家の前からバスに乗れば、15分くらいでイエテボリの中心部に出る。大きなショッピングセンターがあり、石畳の道には路面電車が走っている。イエテボリは港町なので、海には大小の船が浮かんでいた。

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さすがに今日は特別な出立ちの砂漠人。靴がいつもと違っている。この帽子は砂漠人のトレードマークだと思っていたのだが、彼の故郷に行ったとき、同じ帽子で同じヒゲのトルクメンをやたらに見かけて驚いた。そこには砂漠人がいっぱいいたのだ。

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そしてイエテボリで初めての外食も経験した。イラン料理店で、ゴルメ・サブズィという羊とハーブの煮込みを食べる。おいしかったけれど、食事の内容も食卓の雰囲気も、家での食事に勝るものはないことを確信した。

カリンレシピまとめ

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これで最後となりそうなカリンのジャム。果肉をチーズおろしですったジャムもよかったけれど、しまいにはもっと簡単にスライスしただけで作ってみた。赤いジャムは、ザクロの果汁を混ぜたもの。酸っぱくて食べにくいザクロの使い道が見つかってトクした気分になる。
カリンを使ったレシピの中で、最も重宝しているのはカリン飴。紅茶やホットミルクなどあらゆる飲み物に砂糖代わりに入れると、甘みとともにほのかな風味がしてお茶がすすむ。普段お茶には砂糖を入れないけれど、これを飲み始めて以来、病みつきになっている。
カリン飴をさらに煮詰めて作るジェリーは、カリンに含まれているペクチンが働いて自然に固まるから不思議だ。

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ちょうどみすず飴のような食感だが、水で果肉を煮詰めただけでそれくらい固くなる。カリンを調理する場合のおもしろさは香りと、このペクチン含有量の多さなんだろうと思った。
ひとつ気になったのは、このカリンはいくら煮詰めても色がそれほど赤くならなかったことだ。日本で一般的に使われているカリンとは種類が違うのかもしれない。なぜなら、一般的にカリンは生食にはむかないと言われているようだが、砂漠人はこのカリンを生でガジガジ食べている。まねしてみると、渋みもそれほどではなかったので生食でも十分いける。中東のザクロが日本のものと違って甘みが強いように、同じ果物でも品種が違うのかもしれない。

買物

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市場でこんな靴を買ってもらった。前回のイラン旅行では、日本で買った1万5千円くらいの革靴を履いていったのだが、砂漠人の故郷の村ではちょっと歩くと泥だらけになってしまい、靴が汚れるのが気になって不便な思いをした。それが1,500円の靴だったらそうは思わなかったかもしれない。でも1,500円で一体どんな靴が買えるだろうか。
砂漠人が見つけたこの靴、じつは770円だったのだ。週末に通う市場では、食品以外もあらゆるモノが売られている。本当に色々なものがあるけれど、あまりに雑多なのでわたしにはじっくり見る気が起こらない。ちょうど日本の「リサイクルショップ」と「骨董市」と「100円ショップ」と「アウトレットモール」をごちゃまぜにしたような感じ… と言えば想像できるだろうか。日用品はなんでも揃うけれど、品質はいまひとつだ(と先入観で思っていた)。
東京で働いている頃は、買物をするためのお金も持っていたし、お店もたくさんあった。欲しいモノを好きに買うことができてそれを楽しむ一方で、「こんな消費生活を死ぬまで続けるんだろうか?」とうんざりすることもあった。
新しいモノをお金で手に入れるというのは一種の快感だ。でも買ってしまえばそれは終わってしまう。次はもっと別のモノを、もっとよいモノを手に入れようと買物を続ける。ところがいくら買物をしたところで自分の生活の質は向上しないということに、だんだん気がついてくる。つかの間の楽しい気分よりも、なにか建設的に物事を進めていった結果として得られる、より上質な生活を人生に求めるようになるのだ。ただ、その上質な生活を手に入れるための方法が分からない場合が往々にしてある。
イエテボリでの暮らしでは、市場以外の買物はほとんどしなくなった。それは意外にも、モノに捕われすぎている自分の精神的負担を軽くしていると感じる。

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靴を買ってくれた本人は、何年も同じ靴を履いている。わたしは「なんでさっさと新しい靴を買わないの?」などと安易に言っていたけれど、砂漠人にはそれなりの思想と計画があるようだ。

市場

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あいかわらず毎週末、市場に通っている。
スウェーデンではこの1~2年だけみても、食品の価格が上がってしまったようだ(それでもこれ全部で1,700円くらい)。それに加えて今は寒い季節なので、通っているイエテボリの市場には活気が感じられない。そしてご覧のとおり、砂漠人の買物にも勢いがない。一週間分の量が夏の半分くらいになってしまった。大根とか白菜とか、冬においしいはずの野菜がここでは見当たらないのだ。

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それでも去年はハズレ年だったザクロが、この冬はキている。最近、夕食の後に二人で3~4個、夢中で食べている。ザクロはまず上下のヘタの部分を切り落とし、皮の部分に縦に2~3ヶ所切りこみを入れた後、両手で実を持ってねじって開く。キャビアのように詰まったあまい実を、前歯でガリガリこそげながら食べるのが沙漠流。種を出すのはまちがった食べ方で、この種が腸の掃除をしてくれる。

カシカシタ

ピザのトマトソースを作るとき、砂漠人はきまって「オレガノはどこだ?」と聞いてくる。どこと言われても、細かく説明のしようがないのです。砂漠人のスパイス棚はご覧のとおり、カオスなのだから。

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一番下の棚はスパイスを除けてお茶だけにして、なんとか整理してある。なぜって、お茶担当はわたしだからだ。ところが上2段のスパイスについては、手のつけようがない。砂漠人が繰り出すいろいろな料理に少しずつ使われていて、わたしは全体の半分以上は使い方がわからない。名前も知らない。見たこともない!
そこで今日は思いきって、すべてのスパイスに目を通すと同時に、使いやすいよう可視化することにした。

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くしゃみと闘いながらも意外とあっさり片づく。オレガノは、一番上の棚の、一番小さいビンです。あと1回分しかないのがよく分かった。

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ついでに小分けにしたスパイス類も、コンロ上の棚にまとめる。かなり使いやすくなったはず。それでも砂漠人は「……はどこだ?」と聞いてくるだろうけど。

森の様子

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森に西日が射して、ストライプの小道ができている。
今年も降るべき季節に雪が降らず、森の中はブルーベリーの苗の鮮やかな緑色が目立っている。苔やシダ類も元気だ。

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鳥はチラホラいるけれど、リスたちはすっかり姿を消してしまった。冬の食料は十分、集まったことだろう。静かな白い世界が待ち遠しい。

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ケバブ

暗い冬のあいだ、一日のクライマックスはなんといっても夕食。今日はケバブだった。

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砂漠人は献立を考えることが苦にならないどころか、次々と浮かんでくるようなのだ。食いしん坊はクリエイティヴの始まりだと思う。

ワンピース

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これもイランで着るために自分で縫ったワンピース。イラン(ペルシャ)人は黒っぽい服を着ている女性がほとんどだが、イランでは少数民族のトルクメンはカラフルなワンピースとスカーフが特徴だ。去年は初めてだったので、洋服を着て赤っぽいスカーフを頭に巻いてイランに行ったのだが、テヘラン駅では女子学生たちがわたしを見つけてはクスクスと囃し立てていた。あたり一面、黒装束の人たちの中に赤や模様の生地を纏った外国人がいるのを見て、興奮したのに違いない。

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トルクメンの女性はふくよかでないといけないらしい。痩せている女性は魅力的でないそうだ。大きな体で羊をドカッと掴んで運べるくらいのパワーがないと、嫁のもらい手がないとか…。もっとも砂漠人に聞いたことだから、真偽のほどは不明だが。いずれにしても、イスラム教の世界なので、女性は髪や肌を露出してはいけないし、体のラインが強調されるような服はよしとされない。自分の夫以外には大事なところを見せてはいけないのだ。

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これで十分、ふくよかに見えるはず(マタニティではありません)。

イエテボリの家並み

毎日、少しでも外の空気を吸うことを習慣にしている。たいていは裏山にあたる森を歩くのだが、買物のために近くのスーパーに歩くこともある。スーパーは道路を渡って反対側にあり、10分とかからない。

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↑この白っぽいフラット群に住んでいる。その奥に茂っている木々が、散歩をしている森だ。リスもうさぎも鹿も住んでいる。ブルーベリーやラズベリーも穫れる。フラットの手前には歩道や駐車場があり、その手前がバスも通る車道。こちら側も車道の脇に芝生、その外側に駐車場、そして住宅、その背後に森がある。人が住む建物は、緑の芝生や駐車場というクッションを置いて車道と距離が保たれている。また建物の片側には必ず散歩のできる森(里山)が残されている。人が自然とともに快適な生活を送るための条件がこれだけ考えられているのだ。スウェーデンは森が豊かだから自然にこうなったのではなく、人々の科学的英知の結集なのだと砂漠人は言う。たしかに、これだけの生活水準を実現できるスウェーデン人はすばらしく賢い人たちだと思う。そして日本の都市と山村のアンバランスさが引き合いに出されて、またも反論できない。

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どうやって車道を横断するかといえば、横断歩道もあるけれど、車道の地下にも歩道があり、そこを利用すれば信号待ちもしなくてすむ。地下道に階段はなく、すべてゆるやかなスロープでできているのでお年寄りや車イスでも通ることができる。

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フラット群の中に入れば、車に出くわすことはほとんどない。安心して、堂々と歩くことができる。車道からの自動車の進入を防ぐために、各入り口にはこのような大きな石が置かれている。こういった発想にはいつも納得させられる。仰々しくバーを設置したり、妙になにかを象った石を造る必要はないのだ。

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黄色い建物の2軒目がうちだ。窓の外は森。スウェーデン第二の都市とはいえ、毎日森で歩くことのできる住環境はこういうしくみになっている。

雪景色

今日はめずらしく雪が降ったので、銀世界とまではいかないが雪景色が見られた。森を歩いた人もけっこういたようだ。

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冬の北欧は、暗い。寒さよりも、暗さによって気分が落ち込む人が多くなるのだと思う。その冬の厳しさに耐えかねて、タイなどに避寒するスウェーデン人はめずらしくないそうだ。砂漠人も冬になると「砂漠に行きたい…」とうらめしそうにしている。わたしにとっては雪景色はまだまだ新鮮だけれども。

ポメロ

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ポメロという果物、市場で見かけて買ってみた(1kg=140円くらい)。中国人もたくさん抱えて買っていた。てっきり晩白柚(バンペイユ)だと思ってそのすばらしさを砂漠人に説明したのだが、家に帰って調べてみたらポメロというのはブンタンのことで、ブンタンの種類の一つとして晩白柚があるということが分かった。たしかに、このポメロは直径15cmくらいなので、わたしの知っている熊本の晩白柚よりだいぶ小さかった。晩白柚はかなり大きなブンタンで、八百屋さんの奥の方に飾ってあったりする、高級な果物なのだ。一度だけ食べたことがあって、忘れられない食感だ。
このポメロの風味もなかなかのもので、あまいグレープフルーツとはっさくを混ぜたような感じだ。と思ったもののそれは逆で、ブンタンをかけ合わせて作ったのがグレープフルーツやはっさくなのだそうだ。

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中味は↑このとおり。一房がとても大きい。種をこぼさずに集めようと思う。

リバーシブルバッグ

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ワンピースを縫った余り布で、バッグを縫った。このバッグは裏返しても使えるリバーシブルなのだ。日本ヴォーグ社『手ぬいでチクチク やわらかいバッグ』という本を参考にした。

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すべての行程を手で縫い、袋口と持ち手の部分に太めの刺繍糸でていねいに針を刺すと、それがちょっとしたアクセントになる。
わりと渋い色味の布だったので、バッグは母へのプレゼントとなった。ワンピースはわたしが着ることになる。さらに違う柄のバッグを2枚縫って、ほかの荷物と一緒にスウェーデンに郵送したのだけれど、なぜか1枚はなくなっていた。段ボールが途中で破れて、一つが落ちてしまったようで…。

石焼きピザ

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週に一度は石焼きオーブンでピザを焼くようになった。今日の具材はズッキーニ、ケイパー、チーズ2種類、自家製ハム、サラミ、唐辛子の酢漬け、パイナップル、マッシュルーム。作り置きのにんにくオイルも風味づけに使う。

気になる隣人

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最近、よく出くわす近所のネコ。名前は知らない。いくら寒いからといって、ちょっと太り過ぎのように思う。わたしはもともと大の猫好きで、猫を見かけると延々とついていってしまうクセがあるほどだ。でもこの猫はとても自由に森を散歩していて、なかなか懐いてくれない。

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今日はある家のベランダにひょっこり座っていたところを目撃、目が合ってしまった。外からじっと見ていたら、なんと開いた窓から飛び出してきた。そんな予感もしたので、カメラを構えた。

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そして遊んでくれるのかと思いきや、やはり距離を保ったままだ。どうやったら仲良くしてくれるんだい、おデブくん。

服を縫う

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ベランダに立つトルクメンの女性。ではなく、kumoki です。
日本に帰国している間、ついにイランで着るための服を縫い始めたのだ。これはそのうちの一着。持っていたトルクメンのスカーフに一番似合うようだった。

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どうでしょう? これを着て黙っていれば、イランではトルクメンだと思われること間違いなし。サイズも自分に合っているし、体のラインを隠すようなデザインなので風紀的にも問題ない。ちなみに和柄の生地は綿100%の日本製だ。

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上のようなワンピースの型紙を買って、大きく開いていた襟ぐりを少し小さくし、裾は長く補正した。わたしは特に腕が長いようなので、袖の長さもだいぶ足すことになった。基本的にはミシンを使ったけれど、襟ぐり・袖・裾は手縫いだ。手でていねいに縫った方が温かみのある仕上がりになると思う。

若い頃からヨーロッパで生活してきた砂漠人は、ずっと故郷のトルクメン女性に憧れていたそうだ。ひょっとするとトルクメンより古典的なワンピースをわたしが縫ったので、とてもうれしそうだった。

にんにく

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時間のあるときに、にんにくの房をバラしておくよう砂漠人に言われた。なぜかというと、にんにくはエネルギーの高い食材なので、放っておくとそれ自体で燃焼してしまうからだそうだ。本当だろうか。たしかに、長く置いておいただけでにんにくが痩せてしまったのは見たことがあるが、バラしたところで違いが出るだろうか。

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ひとつだけ、バラさずに置いておく。どうなるか、楽しみだ。

かりんジャム

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またカリンか! と思う人もいるかもしれないが、今はこれが旬なのだから仕方がない。
ジャムのレシピを探していたら、果肉をチーズおろしでおろすという我が家にぴったりのレシピを見つけた。電気ミキサーやプロセッサーがないので、かりんの果肉の処理に迷ってこれまでジャムづくりに手が出なかったのだ。

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種と芯を除いた、皮のついたままの果肉をチーズおろしでおろし、鍋に水とともに入れる。レモン汁と皮も入れてしばらく煮る。砂糖を加えてさらに煮る。とろみがついてきたら、瓶に詰めてできあがり。カリンはペクチンを多く含む果物なので、簡単にとろみがついてうれしい。この性質を利用して、かりんジェリーを作ることもできる。
いつもジャムを作るときにしていることは、ジャムを詰める瓶とフタの殺菌と詰めた後の殺菌だ。これは「農産物の上手な利用法」というホームページから習ったことで、とても役に立っている。長期保存するために大事な作業なのだ。

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↑ジャムを煮ると同時に瓶も湯に通して殺菌。

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↑ジャムを詰めた後は、瓶ごと湯通しして脱気殺菌。

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↑フタをしっかり締めたら逆さにして冷ます。冷めたら瓶の周りをきれいに洗い、ラベルをつけて保管する。

ところがうちでは瓶とフタを何度も再利用しているので、フタが歪んでしまって逆さにする行程ができないことがある。フタは常に新しいものを使うべきだそうだ。

新年

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また新しい年が始まった。町中はものすごい煙に包まれている。打ち上げ花火は、去年よりも激化しているように思える。
今年はイエテボリでののんびりした生活に変化があるだろう。イランへの旅行もあるし、他にも出かけたい場所がある。どれだけ実現できるだろうか。こどもの頃からお世話になっている母の友人から何気なく聞いた言葉は、その後ずっとわたしの心に残っている。

「やりたいことを実現できるのは、才能のある人ではなく、やってしまう人なのだ。」

正確な言葉は思い出せないけれど、そのような意味のことだったと思う。今年も実践あるのみ。

カリン飴

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カリンを使ったレシピの続きは、カリン飴。わたしは市販ののど飴をまずい味だなあ… といつも思っていたが、カリンと砂糖だけで作るこの飴のレシピを見ていたら、とてもおいしそうに思えてきた。作り方も簡単だ。
カリンは痛んだ部分以外はすべて水に入れて煮る。種も皮も芯も入れていいのだ。柔らかくなるまで1時間くらい煮込んだら、木綿またはきめの細かいザルで濾して、液体を鍋に入れる。そこに砂糖を加えて、かき混ぜながらさらに煮る。色が濃くなって、とろみがついてきたら瓶に詰める。できあがり。
今回は初めて、風邪をこじらせているお隣さんにお裾分けをした。

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そのまま大きなスプーンですくって、のどに流してよし、紅茶に入れるもよし。なんともいえないアロマが口の中に広がる。カリンはバラ科の植物だそうで、特別な香りがする。

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