2009-04

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ブルーベリー

暖かかった今日は、森でシカの家族に出会った。三頭いたので、おそらく子連れのカップルだろうと思うのだ。しばらくはこちらの様子をうかがっているようだったが、少しずつ奥へと移動して見えなくなってしまった。
春の日差しを浴びてブルーベリーの実が色づき、膨らんできた。こんなにたくさん自生しているというのに、収穫時期になるとあっという間になくなってしまうのだ。きっとプロの摘み師がいるのだろう。

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緑色のサクラ

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新緑の芽があらゆる植物から噴き出している。生命というこのものすごいエネルギー。
きれいな緑色だと思って見上げたら、この木には桜によく似た緑色の花が咲いていた。葉とほぼ同じ色だから、花に気づかない人の方が多いかもしれない。

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サクラがそろそろ

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イエテボリでもようやくサクラが咲き始めた。桜は天気がよくないと、悲しげに見えて仕方がない。近所ではソメイヨシノらしき桜を見かけない代わりに、珍しい種類のものを見ることができる。

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縦にまっすぐ伸びた枝に、まんべんなく咲いている桜の花。庭のいたるところに植えてある。

にんにく実験、再び

「にんにくは房のまま保管するよりバラして保管した方が、実が痩せにくにのか?」
この実験をもう一度やってみた。

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用意したのはネット入りのにんにく7個。産地、収穫時期、保管状態などは同じと考えた。

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7個のうち1個だけは房のまま、残りは房をバラして台所の日に当たらない場所に保管した。バラしたものは料理に使って減っていったので、その残りがわずかとなった17日後、房のままのにんにくもバラし、粒の状態を比べてみた。

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右側が房のまま保管したにんにく。左側がバラして保管したにんにく。
ほんのわずかな差だが、今回も房のまま保管したものの方が鮮度が保たれているようだ。バラして保管したものは、粒に張りがなかったり、穴が開きそうなものもある。
砂漠人は「にんにくはエネルギーの高い食品だからバラして通気をよくして保管し、燃焼を防ぐ…」というような主張をしていたが、実験をしたことによって、「バラして保管すると酸化が進み、結果として実が痩せるんじゃないだろうか」とわたしは考えた。いずれにしても、砂漠人理論をひとつ覆したのならばうれしい。しかも科学的根拠によってだ。
概して砂漠人の流儀は伝統を重んじているようで、実は科学的根拠をより尊重している。料理の仕方から生き方まで、感覚や習慣による行為をよしとせず、常によりよい方法を見極めようとする態度を持っている。だからにんにく実験の結果も、そろそろ重く受け止めてくれるのではないか…。
二回とも同じ結果が出たので、今後は房のまま保管したいところだが、より確実に知るためにもう一回実験しようかな。

続つくし

これが日本のつくしです。

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…というのはうそで、昨日の茂みから3~4mしか離れていない日当たりのよい土手に生えていた、スウェーデンのつくし。昨日はノッポのつくしに気を取られて見落としていたようだ。これなら日本のものとなんら変わりないように思う。
戦時中食べるものがない時代、人々はあらゆる雑草を食べて飢えをしのいだと言われている。砂漠人が言うには、日本に限らず食べるものがなくなったどこの国の人々も同じだったそうだ。
一方で、食材の種類は豊かさとは関係ないんじゃないかと釣りじいさんがコメントしてくださった。それもそうかと思う。春の味覚に代表されるフキノトウなど、珍味はその例だ。山で採れる山菜やきのこは、他に食べるものがある時代でも人々は食べるだろう。望郷の想いにかられてだけでなく、季節を感じ、その風味を味わうために食べる。特別な栄養を補給するためもあるかもしれない。それに、わたしたちが今食べている多くの野菜が、もとはといえば野草を品種改良してできた種類だということも思い出さなければならない。
わたしはつくしの佃煮などを特においしいと思わないので、それが珍味ではなく貧しい時代に食べた雑草の一種かと考えてしまうが、ひょっとしたら多くの日本人の味覚にとってはおいしいものなのかもしれない! いつの時代から食べ始めたのかが分かればもっと興味深いのだけれど。

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つくし

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今日もちょっとした発見があった。テニスコートの脇の茂みを何気なく散策していたら、つくしを見つけたのだ。

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最初に見たときにまず驚いたのは、つくしの背がものすごく高かったことだ。伸びているもので 30cmくらいはあるのだから。日本のものはもっと短く太く、ずんぐりしている。これは、まるでスウェーデン人と日本人の体格を表わしているようでおもしろいと思った。

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地面から生えてくるときの様子も全く違っていて、スウェーデンのつくしは全体的に緑がかっている。日本のつくしは肌色に近い印象だし、ハカマも黒っぽい。いずれにしてもスウェーデンにもスギナはあったのかと思うとなぜかうれしかった。
春になると母が必ずつくしを摘んできて料理をしていたので、わたしはこどもの頃からつくしを食べ慣れている。三杯酢に浸けたものが一番好きだが、正直言ってその他はあまりおいしいと思っていない。砂漠人にスウェーデンではこれを食べるかと聞いてみたら、もちろんノーとのことだった。スウェーデンの人々はここ二世紀くらい、貧しい生活をしていないのだそうだ。そういえば日本人がつくしを食べるようになったのは、戦争で食べるものがなく、雑草も試してみるしかなかったからなのだろう。母が喜んで食べているということは、つくしについて戦争のいやな思い出はないということだろう。幼すぎて覚えていなかったのかもしれない。それは幸いだが、戦中あるいは戦後に食べ続けたものを嫌いになった人は大勢いるようだ。

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初物のいちご

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スーパーで旬のいちごが売っていた。残念ながらスウェーデン産ではなくスペイン産だったが、1パック=10クローナ(120円くらい)と安いのでよく売れていたようだ。おいしいと聞いているスウェーデンのいちごをわたしは食べたことがなかったので、「今年はぜひ買ってほしい」と先週砂漠人に頼んだばかりだったのだ。

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いちごの味は酸味が弱く、甘さもまあまあだった。食感は、日本のいちごと比べると実が固めで歯ごたえがある。いい香りもする。でも絶賛するほどではないので、やはり今度スウェーデンの露地物を食べてみたいと思った。
砂漠人は「今年はいちご買ってくれー」とねだったときもあまりいい顔をしていなかった。なぜかというと、季節の初めの果物、つまり初物というのは、生産者が高値を付けたいがために農薬をたくさん使って見栄えや味をよくするからだそうだ。食材を見極めるとき、砂漠人にとっての基準はそれがどれだけ野生に近いものか、どれだけ自然なものかが品質を決めるものさしになっているように思う。色かたちや味がよくても、それがホルモン剤で太らせた家畜や化学肥料で育てた青果であれば、食べることによってそのまま人間に影響するという。動物も人間も同じで、食べる物と吸う空気の質でその性質が決まってくるのだそうだ。ちなみにバナナも、砂漠人が買うのを見たことがない。

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パックの中に赤ちゃんいちごを発見。かわいいじゃん!

テニス

うちでは毎日、遅い朝食を食べてひと段落したら夕食の準備にとりかかり、ある程度その用意ができたら外に出て運動し、帰ってきて夕食を食べる…という、ゆる~い日課になっている。冬のあいだ、森の中を延々と歩くのに少し飽きていたので、毎日の運動はテニスにとって代わられた。テニスといっても、ボールを打ち合うだけでルールは自己流なのだけれど。

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これが近所のテニスコートで、隣は人工芝のサッカーグラウンドだ。このところほぼ毎日通っているのに、テニスコートはわたしたちの他に使っている人を見たことがない。サッカーグラウンドもテニスコートも、おそらく地元のクラブが管理しているんじゃないかと砂漠人は言っているが、確かではないようだ。サッカーグラウンドの方は時々、使っている人がいる。

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どこが管理しているにしても、テニスコートは毎日自由に使えるのだから、すばらしい。ただ冬には張ってあったネットがなくなっていたので、二週間くらいネットなしで遊んでいたのだが、昨日その姿がひょっこり現われた。ネットがあると、相手のしょぼい打球を拾いに行かなくて済むのでかなり楽なのだ。お互いにね…。

石焼きピザ

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12枚すべて焼き上がる頃には日が陰ってしまった!

マッシュルームの選び方

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明日は久しぶりにピザを焼くことになったので、そのための準備でマッシュルームをきれいにした。要は、刷毛でマッシュルームについた埃や泥を落とすだけなのだが。

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市場で買ってきたばかりのマッシュルーム。マッシュルームの選び方は前に砂漠人に聞いていたので、今日はわたしが選んで袋に入れておいた。市場での野菜は基本的にキロ(kg)単位で値段が付いていて、山と積まれた中から欲しい分だけ自分で袋に入れるのだ。新鮮なマッシュルームを選ぶコツはカサがよく膨らんでいるか、裏側が開いていないかを見る。カサが開いてその中身が黒いものは古いので避ける。そういった基準で大きめのマッシュルームを特に選んで入れていたら、さっそく砂漠人が来て袋を空けてしまった。なんなの? 小さい方が味があるんだとかで、小粒のものを選び直していた。本当かいな。

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あとはスライスしてピザにのせればよし。マッシュルームは薄く切る作業もけっこう楽しいと思う。わたしは一粒を4枚くらいに分厚く切る派だ。

また森の様子

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森にはついに白い絨毯が敷かれた。写真で見るより実際に見た方が白く見えるのは、自分の眼ができる限り白色を拾おうとするからだろうか? 写真がヘタなんだろうか。どっちにしても、小さな白い花がこれだけ咲く中を歩くほど愉快なことはない。毎日この辺りで立ち止まってはうっとり、ウロウロしてしまう。

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桜のつぼみはここまで膨らんでいる。開花まであと何日くらいだろう。
そして今日はもっとうれしいことがあった。

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この春初めて、リスが姿を見せた。リスたちはそばを通りかかると「カサカサカサ…」と音を立てて知らせてくるのだ。あいさつに来てくれたとしか思えない。そして目が合うとリスは木によじ登り、ときどき枝の間から顔を見せてこちらの姿を確認しながら、さらに登ったり降りたりしてはしゃいでいる。

森の様子

このところ、頭の中にあるのはテニスと森の様子とごはんのことだけになってしまった。家から歩いて10分くらいのところにあるテニスコートへの行き帰りに、どれだけ花が咲いたか、葉っぱが生えたかを見るのが楽しみでしょうがない。木の上では鳥たちが競うように歌っている。

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春になってまだリスやウサギは見かけないけれど、今日はひさしぶりにこの形に出会った。

ケバブ

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わたしの大好きなメニューのひとつである、ケバブ。挽肉にたまねぎ・にんにく・トマトなどのすりおろしや各種スパイスを混ぜて団子状にしたものを、酸っぱいザクロのスパイスをたくさんかけながらグリルする。これは外でバーベキューすると最高なのだが、普段は電気の石焼きピザオーブンで間に合わせている。早くお客さん来ないかなー。

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環境

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二輪草の花がたくさん咲き始めた。森の木はどれもそれぞれのつぼみを膨らませているし、部屋で育てているサボテン科の花も小さなピンクのつぼみをつけている。
だいぶ長いあいだ無機的だった自分の内的・外的世界が、今では確実に生命力を感じられるものに変わってきていると実感する。そういう感覚を持つことができるようになったのは、大都市に暮らすのをやめて、森や砂漠といった自然にひたすら身を投じた成果なのだと思う。外的環境を変えれば必然的に内的環境も変わってくる。自然に生きたいと願うなら、自然に接するしかないのだろう。
砂漠人の自然を求める態度は、現代生活においてときに窮屈だと感じることもある。でもそれを厳しいと感じた分だけ、自分が不自然なのだと考えることもできる。砂漠人はそういう指標になる人だ。

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咲き始めたばかりの野草を摘んでいるこどもたち。穏やかな日々が続きますように。

デュシェメ

何度も登場しているデュシェメは、カスピ海で獲れるブロガという魚の切り身を使った料理。この魚はよく脂が乗っていて、味が濃厚なのだ。砂漠人曰く、魚とドライフルーツという奇妙な組み合わせは、長い歴史において編み出されたものだそうだ。

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↑にんにくやネギなどの薬味を炒め、魚もよく火を通す。

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↑干しぶどうと干しカレンツを入れる。

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↑色鮮やかなカレンツは、高価な材料だ。

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↑サフランを入れてライスを茹でる。

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↑茹でたライスを魚の上に敷き詰める。

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↑フタをして、鍋の底にお焦げができるまで炊く。

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↑盛りつけ担当の人がお焦げを多めに取る。

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できあがり。ジューシーな魚と甘酸っぱさがうまく調和しています。

ニリンソウ

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この季節になると森の中に群生する、小さな白い花が咲き始めた。調べてみると、これは「二輪草」と呼ばれる野草のようだ。野草はわりと好きな方だが、なぜか日本でこれを見かけた記憶がない。葉は食べるとおいしいとも言われている。今度こっそり食べてみよう。
英語では soft windflower と呼ぶらしく、この方が雰囲気を表わしていると思う。いかにもやわらかそうで、風に揺られている姿がかわいらしい。

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もうすぐ、この地面が白いカーペットで覆われる。

gatykly ash

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外国語をカタカナで記すのは無理だといつも思うのだけれど、やるとしたらこれは「ガートゥックリ・アシュ」と呼ぶ。「ガー」と「ア」にアクセントです。ガートゥックはトルクメン語でヨーグルトのこと、アシュはスープとか煮たもののことだそうだ。つまりこれは、ヨーグルトのスープと表現されている。
作り方は、まず数種類のハーブとにんにくをみじん切りにしたもの(またはミキサーにかけたもの)を少量の水とともに火にかけて煮る。それをしばらく置いて冷めたらヨーグルトと合わせる。スープというよりは、ソースのようなテクスチャーになり、温度はぬるい感じだ。それが gatykly ash なのだが、これを食べるときは白身のフライとか薫製にした小魚など、魚を一緒に食べるのが原則だ。ヨーグルトに塩は入れないので、塩味の強い魚をかじりながら食べるとちょうどいい塩梅になる。今日は魚が少なかったのでソーセージをカリカリに焼いたものを足したけれど、いつもは肉と魚を一緒に食べないのが砂漠人の決まりのようだ。
ちなみにこのハーブのみじん切りは、砂漠人の妹が調理して団子状にして冷凍してくれたものを持ち帰ったそうだが、これを新鮮なハーブで作ったら一体どんな味がするんだろう? そして砂漠の澄み切った空気の中で食べたら? 気絶するほどおいしいに違いない。

追記:
肝心なことを書き忘れました!
gatykly ash は、ハーブを煮たところに茹でた米も入れるのです。その後、ヨーグルトと和える。だからこの料理はライスもパンも必要なく、ひたすらヨーグルトソースを食べます。

春よ、はよ来い

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クロッカスの咲く庭から一転して、森の中は春の気配がしない。花はひとつも咲いていないし、枯れ枝は2月の終わりに見たときのままでさみしいものだ。全体的にまだ冬の色をしている。もちろん、どの木もその枝の皮の下には今にも吹き出そうとしている芽がたくさん潜んでいるんだろうけれど。
わたしが日本に帰国しているあいだ、砂漠人はイランで三週間の休暇を取っていた。全体的に日焼けをして元気そうに見える。砂漠人はスウェーデンにいると肌の色が濃く見えるのだが、イランの実家では「白人か?」というくらい白く見えた。砂漠人の兄弟が皆、かなり日焼けしているからだ。トルクメンの中には、肌の色が黒い人と白い人両方いたように思う。黒い人は、日本人と比べればかなり黒いが、それはやはり日光のせいなのだろう。
じつは先月、わたしも一週間日本を離れて常夏の島で泳いだのだが、ちっとも日焼けはしていない。生まれてこのかた、肌が黒くなったことがないのだ。砂漠人は砂漠に住めばわたしでも黒くなると言っているが、そんなことはないと思う。

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ゴルメ

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前日はわたしがカレーライスを作ったので、今日は砂漠人が羊肉と野菜の煮込み、ゴルメを作った。なすとピーマンは石焼きオーブンで焼いてから煮込んであり、とても味わい深いだ。それからすりおろして入れたにんにくの風味もする。一緒に煮込んだドライレモンの酸味も効いているのだが、これは実際に食べてみないと想像できない風味かもしれない。ドライレモンはイランの料理によく使われていて、和風の煮物にはないさわやかさが加わるように思う。

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市場での買物

市場では他にもいろいろなものを買った。たとえば木製の入れ物と皿。

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入れ物は砂漠人が日本のお櫃に似ているといって見つけたものだが、お櫃というより曲げわっぱといった方が近いようだ。薄い材をぐるっと巻いて、ていねいに止めてある。

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それから鍋の三点セット。中古品だが、汚れが一切見当たらないほどよく手入れがなされている。なんと、鍋の底ですら焦げていないのだ。わたしはこの鍋の元持ち主の手入れ方法にあやかろうと、夜中に家のレンジ台を真っ白に磨き上げたほど、感心してしまった。

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砂漠人はこの夏ゲストを迎えるにあたって、これで料理をするのを楽しみにしている。わたしはそれまでこの鍋をピカピカに保ちたいと思っている。…って、まだ誰がいつ来るとも決まっていないのだが!

モノの価値

市場での買物で、今日は食料品のほかに探しものがあった。砂漠人がイランから持ち帰った特別な菌でヨーグルトを作るための、陶磁器製のポットだ。わたしは梅干しを浸ける瓶(かめ)のようなものを想像していたのだが、そんな大きなポットは見当たらず、代わりに砂漠人は小さなポットを4つ買い集めていた。

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蓋付きのポットは10クローナ(120円くらい)だが、蓋の把っ手が取れている。その他の3つは合わせて40クローナ(一つはひびが入っているが砂漠人は見落としていたらしい)。ポット4つで合計50クローナだ。
砂漠人は自然な材料(陶磁器)で日光が遮断できる厚みのあるポットを探していたようなので確かに用途に適っているのだけれど、このうち2つは植木鉢なんじゃないかと思う。この中で一番大きなポットと同じくらいの容量で、右端のポットと似たような形のものが他の店にあったのだが、それは ARABIA社製だということで、85クローナだった。わたしならこの4つとも買わずにそっちを買ったと思うが、砂漠人のチョイスはこのとおりだった。
要はヨーグルトがうまくできればいいのだが、今でもこのチョイスはよかったのかどうか、考えてしまう。あまりにしょぼい悩みだけれど…。

フルーティな紅茶

晴れの日が続いたので誰もいないコートでテニスをして遊んだ。はやる気分はすっかり「初夏」なのだが、実際の空気は刺すように冷たい。やはりここは北国、春までの道のりは思ったより長そうだ。
日差しの明るい季節を感じるのにぴったりの Fruity Tea というレシピをまねてみた。カルフォルニアはもう春に違いない。

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りんごとレモンの皮をすりおろして水出し紅茶に加え、一晩冷やすだけ。はちみつの代わりにカリン飴を入れたので、果実香が増したかもしれない。普通のアイスティーよりも軽やかな色と風味になるのが不思議なところだ。砂漠人にも好評だったので、この夏はビールやコーラの代わりに出したいと思う。

chekdirma

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砂漠人は砂漠で放牧している子羊の肉を15キロ持って帰ってきた。おかげで2つある冷凍庫は満杯で、扉を開ければ閉めるのにひと苦労だ。
今日はさっそくおなじみの料理、チェクドゥルマを作ってくれた。チェクドゥルマはトルクメンが一番よく食べる、羊肉を使った炊き込みごはんのこと。パラウとも呼ばれる。にんにくやたまねぎを炒め、肉によく火を通したらトマトペーストを加え、湯を入れて長時間煮込む。最後に細かく切ったにんじんとライスを入れて炊き上げる。材料はそのつど変わることがあるが、基本は羊肉とライスで作るものだ。鍋の底にできるお焦げは一番味わい深い部分とされているので、必ず皿に添える。酢漬けのきゅうりでもかじりながら食べれば、あっという間に一皿平らげてしまえる。

春の訪れ

日本を発つ前にイエテボリは雪が降っていると聞いていたのに、意外にも穏やかな天気に迎えられた。いつもよく手入れがなされている庭にはクロッカスが咲き始めている。これからラッパ水仙やムスカリ、チューリップなどが次々と花開くのだろう。

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桜が咲き始めたと同時に旅立ってしまったのでお花見を逃してもったいない気分がしないでもないが、スウェーデンで二度目の春を迎え、新しい生活が始まろうとしている。いよいよわたしはスウェーデン社会の一員になった。最終目的地はイランの砂漠だけれど、しばらくのあいだスウェーデンに寄り道することになりそうだ。
どこに住んだとしても、テーマは砂漠人に学ぶ自然な生活方法に変わりない。砂漠的生活はどれだけ身についただろうか。今年は少し成果を上げたい。

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