2010-02

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市場

週末にかけて、幸いにも気温が上がって雪が溶け始めたので、市場で買物をすることができた。マイナス10℃にもなると商品も凍ってしまうし、流通も大変なのだろう。この冬は寒かったので、何度か青果市場が開催されない週末を経験した。

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さて、今週の目玉は山盛りのライチだった。何キロか測りはしなかったが、ずっしり重い一箱だ。食べても食べても終わらないけれど、食べ出したら止まらない。ライチは薄くて固い皮の中に柔らかくて甘い果肉が詰まっている、いい香りのする魅力的な果物だ。この山を見ていたら、ライチの果樹園で収穫をする仕事はさぞかし楽しいだろうなあと思えてきた。これだけあって値段は 25SEK(300円ちょっと)だったけれど、砂漠人は売り手から「あなただけの特別価格!」と言われていた。うちはこの市場でメロンを一度に十数個買ったりする得意客なのだ。

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明日の朝食には、砂漠人のお気に入りの組み合わせが待っている。

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砂漠土産

ようやく砂漠人がスウェーデンに戻ってきた。お土産はいつもどおり、スーツケースいっぱいの食べものだった。異国で暮らしている人は誰でも、故郷から戻るときに色々な食材を持ち帰ると思うけれど、砂漠からのお土産はこれまたひと味違うのだ。

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焼き菓子(4箱)とナッツ詰め合わせ

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これは4種類のチーズを冷凍用の容器に詰め直したもの。ラクダ乳のチーズと、3種類の羊乳のチーズだ。すべて自家製だそうで、酸味が強かったり甘かったり、それぞれに風味は違う。ラクダ乳のチーズはチャルの風味そのものだった。もちろん今回もチャルや砂漠人の妹の庭で穫れた柑橘類のジュースもペットボトルに入れて持ち帰ってきた。
そしてなによりも驚いたのが、生のにんにくだ。まるで市場からそのまま帰ってきたかのような束が、砂漠人のスーツケースから飛び出した。

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英語圏では spring garlic または green garlic と言うそうだ。イランではこれをきれいにして、料理と一緒に生でかじりながら食べる。春野菜の甘みと、ピリッとした辛みが混在した不思議なおいしさで、食べ出したら止まらない。ビタミン・ミネラル・繊維も豊富な貴重な食材である。

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適当な大きさに切ってよく洗い、濡らした袋に入れて冷蔵庫に保管

砂漠人が帰ってきたので、週末はごぶさたしている市場にも行くことができる。楽しみだ! どこかの国から運ばれた春の兆しが見つかるかもしれない。

ゴルメサブズィ

昨日のランチにはイラン料理のゴルメサブズィを用意していた。これはわたしの一番好きなイラン/トルクメン料理で、羊肉と豆と数種類のハーブを煮込んだものをライスにかけて食べるものだ。ドライレモンや山羊のチーズも入れて煮込んである。

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鍋いっぱいに作ったのに、そしてとてもおいしいのに、宴会がなくなってしまった。わたしが一人で食べて残った分は冷凍しようと思うけれど、ちょっと困ったことがある。もうすぐ砂漠人が砂漠から羊の肉を持って帰ってくるので、冷凍庫をなるべく空にするよう言われているのだ。これでは逆に、冷凍庫の中身が増えてしまうじゃないか。
先日、友人を招いた際はカレーライスを作ったのだけれど、めいめいにご飯をよそってもらったら、その量の少ないこと! みんな普段わたしが食べる量の1/4くらいしかよそわないのだから。結局そのときもごはんとカレーがたくさん残ったので、カレーもすでに冷凍庫に収まっている。
パーティのときは特別かもしれないけれど、食事をきちんと食べないとパワーが持続できずに頻繁にお茶を飲んだり、たばこを吸ったりすることになる。少なくとも一日に一度は、ある程度の内容と量の食事をすることが健全な生活を送る上でとても大切なのである。
たとえばゴルメサブズィなら、このくらい。

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ビフォー

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アフター。最後は手で食べました

一人でもきちんと食べましょう。

二月も後半に入り、だいぶ日も長くなったけれど、ヨーテボリはまだまだ冬だ。昨日から大きな綿雪が降り始め、今日はだいぶ積もっている。

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家の前の通り。毎日、除雪車や小石を撒く車などがケアしてくれる

じつは今日、友人を昼食に招待していたのだけれど、この雪で車の運転は危険だし、バスが止まったりしてやむなく中止になってしまった。砂漠人の留守に催す最後の饗宴だったというのに、残念だ。2~3日降り続くそうなので、この分では明日も無理だろう。仕方なく、洗濯室に明日の予約を入れたけれど、家から2~3分のところにある洗濯室までの道のりもこのとおり。

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今まで経験したことのある降雪の中で一番多いかもしれない。写真を撮ろうと外に出たものの、5分で手が痛くなってしまう。

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危ない!

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こちらも!

セムラ

スウェーデン語の先生に教わった semlor(セムラ)の作り方。

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小さなパンを焼く。カルダモンを入れるのが特徴だ

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パンの上部を切り取り、中身をくり抜く

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先生は、大きなお腹で休むこともなく仕事をしている

セムラの中身は、mandelmassa(マジパン)と生クリームだ。マジパンは、アーモンドと砂糖を混ぜた練り粉で、スウェーデンではよく使われるのでどのスーパーでも売っている。マジパンを牛乳で少し緩めて、そこにくり抜いたパンくずも入れて混ぜる。今回は香りづけのためにオレンジの果汁も入れてみた。

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パンにマジパンを詰め、その後に泡立てた生クリームを盛る。そして切り取ったパンの蓋を乗せ、最後に粉砂糖をふる。

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シュークリームより濃厚で、重いです。

告解火曜日(こっかいかようび)

今日は Fettisdagen と言うキリスト教の祝日だった。スウェーデンでは伝統的に、翌日から始まる40日間の断食(四旬節)の前に semla(セムラ)というお菓子を食べる日なのだそうだ。新聞には先週、セムラを売るの菓子店の特集記事が組まれていた。キリスト教徒でも今では断食をする人は多くないだろうから、スウェーデンではただ単にセムラを食べる日になってしまったのかもしれない。イギリスなど英語を話す国々では Shrove Tuesday と言って、パンケーキを食べる日なのだそうだ。ちなみにセムラは、甘いマジパンと生クリームの入ったパンなので、あまり日本人の好みではないと思っていたところ、何十軒ものセムラを試した日本人の話が新聞に書いてあると先生が話してくれた。クラスメイトに「典型的!」と言われましたよ。

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先生がセムラを焼いてきてくれたので、みんなでデコレーションをして楽しんだ

今日はふわりふわりと綿雪が降って、とても空想的な景色だった。雪片を手のひらに乗せてよく見ると、結晶がきれいなのだとインド人のクラスメイトが教えてくれた。

バレンタインデイ

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友人にいただいた花束。これだけが春の兆しを感じさせてくれる

スウェーデンでも最近はバレンタインデイ(Alla hjärtans dag)は祝うようだけれど、もちろん日本のように女性から男性へチョコレートを贈るというのではなく、主として男性から女性へ贈物をするようだ。でもじつは、愛の贈物云々より、赤いハート形のゼリーのお菓子を食べる人の方が多いんじゃないだろうか。先日スーパーで買物をしたとき、多くの人がそれを買っているのを見かけた。スウェーデンの人はグミとかゼリーなどの小さなお菓子(godis)が大好きなのだ。
さて、砂漠人不在のわが家は最近、食卓が盛り下がっている。用意する食事が一人分だということだけでなく、市場で買い出しをしていないので、食材が乏しいのだ。

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砂漠人はイランに旅立つ前、色々と食事を作っては冷凍してくれていた。今晩は、その中からお手製パスタを茹でて、トマトとにんにくのソースを作り、チーズをたっぷり入れていただいた。一人の間、わたしが食事に困らないよう蓄えておこうという砂漠人の愛をしかと受け止めた。
バレンタインデイおめでとう!

追記:
ポテトサラダは、ポテトやたまごが高野豆腐のような食感になってしまうので冷凍に向いていないようです。

同郷のよしみ

砂漠人の留守をいいことに、今日は学校で出会った日本人二人を招いて、お茶を飲みながらとりとめもなくおしゃべりをした。じつは砂漠人は二週間ほど前から、イランへ旅行中なのだ。今頃、砂漠で焚き火をしているだろう。そのあいだ、夜の街に出かけたり友人の家でのパーティに出席したり、わたしはいつもとは違った毎日を満喫している。
さて、せっかくなので数ヶ月ぶりに日本の米でご飯を炊いて、おにぎりを作った。それに石狩汁も添える。かつおぶしで出汁をとってサーモン、にんじん、じゃがいも、ねぎを煮るところまではよかったのだが、中華食材店で見つけた味噌がとてもあまくて、しまりのない味になってしまった。よく見たら、「西京焼き用」の味噌だと書いてある。これだからスウェーデンで和食を作るのはいやなのだ…。
とはいえ、久々に嗅いだ海苔やごまの香りなどは、やっぱり気分が落ち着くなあと思った。

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スウェーデンは移民が多いので、普段自分が外国人であることのストレスを感じることはあまりない。それでも、自然に身についている言葉や習慣のために、同じ日本出身の人と過ごすほど落ち着くことはないのだ。砂漠人とは主に英語で話をしているけれど、それでも100%自分を表現することは難しいとしばしば思う。いわんやスウェーデン語、トルクメン語をや。もし外国語で100%自分を表現することができるようになったら、もうわたしは日本人ではなくなるだろう。
同国、同郷のよしみは誰にとっても大切だ。また度々やりたいと思う。

ソフィのバッグ

先週、友人のお嬢さんの誕生日会に招待された。お嬢さんはなんと 2歳になったばかり。スウェーデン人のお父さんとブラジル人のお母さんの間に生まれた、ソフィという美しい女の子だ。「見て」「見て」と言って、なんでも見せたがるお年頃。

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プレゼントをたくさんもらってゴキゲン

さて、彼女の誕生日プレゼントはぜひ手作りしたいと思っていた。二週間くらい前から手持ちの材料と自分の技量を測りながら、結局小さな手さげを作ることに決めたのだった。

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肩掛けバッグのつもり

きれいなピンク色の刺繍糸を持っていたので、それをどうにかして活かしたいと思っていた。バッグ本体も手縫いをしたけれど、なにしろサイズが小さいのであっという間に縫い終わってしまった。

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洋服の色みも完璧なコーディネイト

まるで天使のようだ。背中に生えた羽が見えるよう。
お誕生日おめでとう!

養子縁組について

先週、スウェーデン語のクラスで短い映画を観た。映画を観た後はディスカッションをするということで、事前に先生がそのテーマの説明を簡単にしてくれたのだが、それは「ホモセクシュアルのカップルの養子縁組」について、ということだった。
映画はスウェーデンのもので、ゲイのカップルが養子縁組をして「1.5歳」の赤ちゃんを家に迎えるはずが、書類の間違いでじつは「15歳」の少年が家に来る…というストーリーだった。しかもその少年は犯罪歴がある上、ゲイが大嫌いだったのだ(ちなみに少年はスウェーデン人)。
とんだ間違いのためか、そのカップルの関係は怪しくなっていき、夫が出て行き、妻は一人で少年を養子にしようと決心したところ、少年を別の夫婦に養子縁組することが決まってしまう。色々と事件は起こるものの、最後は夫が戻って、少年は二人の養子になれそうなハッピーエンドだった。
さて、映画を観る前、わたしはディスカッションに備えて色々と考えを巡らせていたのだが、実際の映画のテーマはわたしの考えのだいぶ先を行ってしまっていた。まず、ホモセクシュアルのカップルの「結婚」は是か非か。わたしにはその結論すら出そうもないが、スウェーデンではホモセクシュアルのカップルが養子を受け入れることは、7年前から法的に認められているのだそうだ。うぅーむ。
映画では、特に妻の方がこどもを持つことに真剣で、実際に少年を養子にしたらいい母親になるかもしれないという印象は受けた。それはゲイであろうと女性であろうと同じなのかもしれない。しかし…。
こどもというのは「持つ」とか「つくる」ものではなくて、男と女が結婚(あるいはセックス)をしたら「授かるかもしれない」ものなのではないだろうか。だから、ホモセクシュアルが結婚しても、こどもは授からないのが自然だ。男と女が結婚してもこどもは授からない場合もあり、どうしてもこどもがほしい場合は養子縁組ということがあるけれど、いずれにしても、それはカップルの「こどもがほしい」という気持ちが故に行われることだ。悪いとも間違っているとも言えないけれど、カップルがエゴイスティックであることは確かだろう。最初に孤児がいて、「その子の親を務めたい」という気持ちから出ているのなら違うかもしれないけれど。
スウェーデンでは実質的な出生数が少ないため、人口を増やすためにも養子縁組などの制度を整備する必要がある、というようなことをどこかで読んだことがある。スウェーデン社会のことだから、こういう制度は議論を尽くした上でできたに違いない。けれど正直言って、ホモセクシュアルのカップルの養子縁組の議論は、進化しすぎでわたしにはついていけそうにない。

ジンジャーシロップ

この冬はすでに風邪をひいたのでもう大丈夫だろうと油断していたら、鼻水が出て、のどがイガイガしてきた。先日はめずらしく、夜に外出したのがいけなかったのかもしれない。そこでお気に入りのあれを作ることにした。前回、風邪をひいたときに初めて作って以来、病みつきになっているジンジャーシロップだ。

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まずショウガを薄切りにして、倍量くらいの水と一緒に鍋に入れ、中火にかける。10分くらい煮た後、ショウガと同量の砂糖を入れ、さらに2~3分弱火にかける。火を止めて、レモン1個分のジュースを入れ、冷めたら殺菌した瓶に移す。

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シロップをお湯割りにして飲むと、すぐに体がぽかぽかと温まる。あまくておいしいし、のどにはジンジン刺激が伝わるし、いかにも「効きそう」な飲み物なのだ。風邪のときはこれを飲んで、さっさと布団に包まるのが最善策だ。

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ちなみにシロップを炭酸で割ると、自家製ジンジャーエールが楽しめる。しょうがのかけらなら、日本人は冷蔵庫に常備してあるだろう(スウェーデンでも手に入るのです)。しなびてしまう前にシロップを作っておくのは、ちょっとしたアイディアだと思う。

ライ麦パン

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記念すべき自家製パン第一号、いちじくとくるみのライ麦パン。思えば、これはわたしの大好物のパンで、よく母が買っておいてくれるのだ。

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サワードウとライ麦粉を混ぜる

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一晩寝かせる

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翌朝はこんな姿に

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小麦粉を混ぜてこねる。ここでいちじくとくるみを入れる

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切れ目を入れる

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焼きあがり!

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少し生焼けのようにも見える

焼きたてに、バターだけをつけて食べてみた。外側はカリッとかなり固く、中は柔らかい。ところがサワードウだというのに、味はまったく酸っぱくないのだ。どういうことだろう?

Herman(サワードウ)

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ついに、生まれて初めて、自分でパンを焼いた。やった!
ことの始まりは、友人がサワードウという伝統的なパン種をくれたことだった。彼女が持ってきたジャムの瓶にはイーストのような物体が底に2cmくらい入っていて、麹のようなにおいがしていた。厳密にいうと、これはイーストではなくて、パン生地に乳酸菌と酵母などの微生物を入れて、培養したパン種だということだ。スウェーデン語で Herman(ハーマン)、英語で sourdough(サワードウ)という。
ドウが完成するまでには十日間、毎日かき混ぜたり栄養を足したりしなければならず、少し面倒だったのだが、ときどき爆発させながらもなんとか十日目を迎えることができた。

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5日目。4日目に小麦粉・砂糖・牛乳を足したら翌朝、爆発していた

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さすがに小分けにしてみた

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それでもまた爆発させてしまった

ようやく十日目に完成したパン種「サワードウ」を取り出し、それをイースト代わりにしてパンを焼くことにした。パンがイーストを入れることで膨らむことは知っていたけれど、それ以外は分からない。ひとつだけ簡単なレシピを見つけて、それを参考にやってみることにした。
そのレシピは自然イーストも入れるので、結果的にはサワードウだけでどれくらい膨らむのかは分からなかったけれど、第一作目としては大満足だ。

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Author:kumoki
砂漠人に学ぶナチュラルライフ
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