2017-11

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番犬たちの話・その2

砂漠にいる羊の中には、妊娠したり病気になったりして群れについていけない羊が断続的に出てくる。そういう場合、弱った羊たちだけを砂漠から連れ帰り、3匹の番犬がいる自宅近くの敷地でケアをすることがある。去年わたしがイランに行った際も、20匹ほどをリハビリさせていたので、砂漠人と一緒にそこでの羊との散歩を日課にしていた。

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手前にじゃれるキングとシロ

羊たちを敷地の外に出す際は番犬たちもついてくるのだが、ある日こんなことが起こったのだ。群れの中にとても弱っている子羊がいて、散歩に出るとどうしても群れについていけず、立ち止まってへたり込んでしまう。群れを止めるわけにも、子羊を抱きかかえるわけにもいかず困っていたら、クロがきて子羊の側にピタッとついている。へたり込んでしまった子羊から目を離すことなく、見守っているようだった。他の犬たちが遊んでしまって役に立たないときに、クロだけが職務を全うしている姿がとても印象的だったので、よく覚えている。砂漠でもそうなのだが、トルクメンの番犬は教えなくても羊の群れの守り方を知っているようだ。そんな行動を目にして、砂漠人はクロを賢い犬だと思っていたのだが… じつはクロは、子羊が死ぬのを待って食べようとしていたのではないかということに、だいぶ後になって気づいたのだった。

かなり前のことになるけれど、例の敷地である事件が起こった。イランにいる弟に電話した砂漠人が、その会話の中で知ったことだ。それは、自宅から離れた敷地に飼っていたうちの犬たちが、お隣さんの子羊を食べてしまったというものだった。なんと犯人は、マザーとシロの親子。2匹は、現場を目撃したお隣さんに捉えられたようだ。つづく。

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